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弱アルカリ性単純温泉。純度１００％の、れっきとした天然温泉。大阪府の温泉銭湯というと、どこもモダンな今風仕様のところが多いが、唯一、昔ながらの風情をたたえた下町の銭湯。ゆえに、温泉本なんかでも滅多に紹介されていない。もしかすると、大阪の秘湯系？なのかも。 しかし、「天然温泉」と大きく書かれたキャッチーな看板が、けっこう今風だったりするのだが、のれんの向こうは、こじんまりとした下町風情。券売機で入浴券を買い、番台から脱衣所、そして浴室へ。 浴室は、これまた雰囲気もんで、トリップ味も少々味わえる。中央の３段式になった主浴槽、浴室の端に並んだ、椅子風呂、エステバス。そして、手前のかかり湯。それらが、すべて温泉。しかも贅沢にも、ほとんど垂れ流し状態。いわゆる源泉掛け流しってやつですか。 ３段式主浴槽は、一番上から、２段目、３段目と、お湯が落ちてくるようになっており、２段目が浅く、３段目が深くなっている。一段目はたぶん・・・入るところと違うでしょう。そして、ざぶざぶと、お湯が流れ放題。うーん、大阪にいるって気が薄れてくるな、こりゃ。 お湯は、やや硫黄臭がし、やや色付き？のように感じた。味はしない。入っていると、肌がすべすべになってくる。なかなか。 さすが天然温泉の温泉銭湯だけあって、入浴客も多い。僕は朝風呂に行ったのだが、久々にカラン待ちをした。まぁ、せっかくだから、その間ゆっくりと浸かっているとしましょうか。 |