稲荷湯
      
【住所】 東京都大田区東雪谷3−30−14
【営業時間】 15:30〜24:00  
【定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80  サウナ¥500  
【泉質】 重炭酸ソーダ・メタケイ酸泉
【設備】 深、超音波気泡風呂、水風呂、サウナ、黒湯
【最寄り駅】 東急池上線石川台駅から徒歩8分   
    

 
 東急池上線の石川台駅、駅前の通りから1本西側の商店街通りを南へ。通りを300mほど行った角を西へ入ったところ。今風ビル型銭湯で、建物正面の造りが銭湯とコインランドリー半々の間口となっている。その間の柱に屋号の照明看板。外側に向いて硝子の向こう側の水槽が見える。家紋の入った短い暖簾、上がる段には手摺りが付いている。

 やや段があり、両側に下足箱が並ぶ下足場。右手のドアから中へ、フロント式でロビーのある今風仕様。ロビーには椅子が置かれてテレビが見られてきれいな空間。脱衣所もこざっぱりとしていて清潔感。壁側に脱衣ロッカーが置かれ、中央に腰掛台があるという大阪で定番のスタイルみたい。さりげなく置かれたアナログ体重計が、おいでおいでと自分を直視。

 さてそれでは浴室へと。おっと、これまたなんというといいのやら。初めて見る光景に新鮮な驚き。洗い場のカラン、間仕切壁側にずらりと並んでいるのだが、それと別に中央にも洗い場のカラン。これがどう言っていいのやら、1人づつ区切られたカランスペースが、2人分×6つ設けられた特別ユニット!ととでも言うべき、今まで見たことのない構成。これは相当珍しいんじゃなかろうか。

 そして浴槽構成。浴室入り口横手にサウナがあり、横手に水風呂。その壁側に、深とぶくぶくの気泡風呂、超音波ジェットが機能別2連。その奥横側、天然温泉の黒湯。さーささーさ、その黒湯。ぱい。透明感が高いが、黒っぽいお湯、肌に若干のぬるつる感がある。ぬるめのお湯で長湯向き。熱いお湯にやられっぱなしの東京銭湯では、ちと安心。

 しかしそれにしても、まったく予習無くしてたまたま黒湯、なんかラッキー感がいっぱい。東京の人はそれほど珍しくないかも知れないが、関西人には珍しい一品、予期せぬ出来事、そりゃうれしいですよ。住宅地の真ん中で、なにげなく天然温泉。ほんまかいな、というこれも東京の1つの姿。いやー、奥深いなぁ。


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