No.26− No.30
No.26 十萬個為什麼?/王靖? (1993/香港) |
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No.27 BGM/YMO (1981/日本) 出だしのグニャグニャしたシンセの不協和音で、それまでの、ある種爽快なシンセサウンドを一瞬にして吹き飛ばした3作目。わたしゃ、これで人生変えられました。つっても、あれこれ音楽を聴くようになるのはまだ先のことなのですが、それまでの数年の間に知らず知らずのうちに体内に蓄積されて、その後の僕のリスナー人生の土壌を作られたように感じています。 |
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No.28 FAUST/FAUST (1971/ドイツ) ファウストのファースト。そういう、つまらん駄洒落をついつい言いたくなってしまうような、勇気溢れるファウストのファースト。 |
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No.29 PEARL/JANIS JOPLIN (1971/アメリカ) まず、出会い頭にガツンと。かっこいいねぇ、かっこいい。1曲目の「MOVE
OVER」。言うまでもなくジャニスの代表曲です。タイトな演奏と、シャウトするパワフルなボーカル。きますねぇ、きます、文句なしにかっこいい。そんなチープな物言いが通用するようなアルバムでは無いということは百も承知なのですが、ただ単純にかっこいいのも事実です。彼女にまつわる多くのエピソードと、その悲劇の結末が、どうしてもこのラスト・アルバムについてまわって付加価値となってしまっているので、単なる娯楽作品みたいに言うと怒られたりするのですが(ってことがありました、ほんと)。
しかし、すでに21世紀に突入した現在となっては、もう60〜70年代のロックが「ロック・クラッシックス」として、勉強する対象となってしまっているのも否定できませんし、やむを得ないですよね。 |
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No.30 IN CASE YOU DIDON'T FEEL LIKE SHOWING UP/MINISTRY (1990/アメリカ) ニューロマのかかった平凡なエレ・ポップから、突如、過激なエレクトロニクス・ジャンクとでも呼べるようなインダストリアルな音響(ボディ・ビートって当時言っていました。懐かしい〜)に転身し、さらにメタリックなギターを大挙導入したへヴィ&ラウドな世界へ一直線・・・ とまぁ、ほとんどなんのこっちゃと言うような、大胆な音楽的変遷。例えば、ニール・ヤングとかP.I.Lとかプライマル・スクリームとか、「あっと驚くタメゴロウ」的な音楽的変遷を繰り返している方々っていますが、このミニストリーも、たいがいなもんですわ。しかも、エレクトリックなビートにへヴィ・メタリックなギターサウンドという、今ではすっかり普通になってしまったスタイルを、最初にやったのがこのバンド。この功績は大きいでしょう。 で、このアルバム、ヘヴィ路線がすっかり定着した頃のライブ盤です。同じくビデオもでているのですが、金網の中で多人数でセッション風に演奏をしており、機械の金属ビートに生ドラムが絡み、唸るギターと吼えるボーカル、客はというとダイブの嵐、とってもハードコアで壮絶な内容です。こんなのを聞くと、普段から身体は鍛えときゃなきゃと思います。彼ら無くしては、N.I.Nもマリリン・マンソンも存在してなかったかも知れません。おそらく確実に。 |