吉の湯
      
【住所】 神奈川県川崎市川崎区貝塚2−5−8
【営業時間】 14:40〜23:40  
【定休日】 不定休
【入浴料】 大人¥470  中人¥200  小人¥100  
【設備】 超音波気泡風呂、気泡湯、黒湯気泡風呂、黒湯寝風呂、水風呂、サウナ
【最寄り駅】 JR東海道本線川崎駅から徒歩約12分
    

 
 JR東海道本線、京浜東北線の川崎駅。駅南側、川崎駅前南から新川通りを南へ、第一京浜を越えて約200メートル、貝塚交差点を西へ入り、さらに100メートルほどを南へ少々。通りからちょっと引っ込んだ路地の突き当り奥。開店前に前を通ると、門ががつーんと閉められていて、「駐車禁止」の文字。その奥には破風屋根に背後に煙突という、昔ながら外観の銭湯が。

 短い暖簾が架けられ、くぐると下足場、正面には真っ直ぐ寝かして収納するタイプの傘立てがあり、その手前に立てて入れる普通の傘立てという傘立て2段構え。引き戸を開けると番台、脱衣所。番台の位置は高くなく、同一目線だ。

 脱衣所、天井は高く板張り。床はきれいなフローリング。脱衣ロッカーが変わっていて、外壁側は縦長タイプが混ざっており、中央の島ロッカー2つは縦長タイプだ。縦長ロッカーを開けると、中は上下2段式だ。その島ロッカー、1つは両側、もう1つは片側のみ。間仕切り壁側、下側には常連用ロッカー、上側は鏡。飲料類の冷蔵庫には、缶ビールもある

 。番台横手側、ガラス戸の向こう側には内庭、特に整えられてはいない。その前面には丸テーブル椅子が置かれたくつろぎスペース。マッサージ機もあり。外壁側、外に張りだすようなスペース、そこにはコイン洗濯機が3つ。その隣にはトイレ、小便器が洗濯機の横手に。

 浴室へと。いきない、びっくりぽん。なんと自動ドアですよ。開けたら閉める、変に閉めようとすると言うこと聞かない自動ドア。これにはまじ、驚きました。そして、まず目に飛び込んでくるのが、奥壁に描かれた銭湯アート、大きな富士山のペンキ絵。富士山に麓の渓流が描かれた雄大な絵柄だ。そして間仕切り壁を見ると、こちらにも一面の銭湯アート、東海道五十三次「箱根」のタイル絵だ。銭湯アート2連チャン、これはまったく素晴らしい。

 天井は高く2段式、白色に塗られ縁は水色。塗られてあまり間が立っていないのか、とてもきれい。洗い場のカランは間仕切り壁側7つ、外壁側6つ、間の島カラン1列両側5つづつのカラン。浴槽は奥壁側に一直線、深と横長の浅。丸みを帯びた浴槽で、縁は緑色のタイル。超音波のジェットやバイブラがなく、シンプルなことこのうえない。非常に静かな空間、響き渡るのは、カラーンコローンという(鬼太郎の下駄の音ではない)、風呂桶を使う音のみ。

 この静かな空間に、どっぷり身を沈めてみる。これこれ、この感覚が個人的にはたまりません。好きな方には、たまらん雰囲気を持った銭湯です。
  
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