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都営大江戸線の牛込柳町駅から南東へ数分、ということだったのですぐにわかるだろう、とタカをくくっていたのだが。いざ現地へ行ってみると、ええっどこにあるの？？？と、少々パニックに。大久保通りの市谷柳町交差点の南東、周辺何箇所か取り壊しの工事をしているところがあり、まさか・・・と嫌な予感が脳裏を過ぎる。スマホのナビで検索すると、あれれすぐそこやんか、しかしそこは工事現場・・・と思ったら、その向かい側の建物に暖簾が架かっていた。あー良かった、ちゃんとありますやん。しかしなんでわからんかったんでしょう。我ながら情けない。 と、前置きが長くなりました。大久保通りから外苑東通りの１本東側の筋へ入ってすぐ東側のところです。周囲にすっかり溶けんでいるビル型外観の銭湯。建物中央に玄関口。短い丈の暖簾をくぐると、中央に廊下があり、向かって右手の奥が下足場で、左の奥にフロントがある。その廊下ですれ違う時は、お互い譲り合いが必要というようなスペース。フロント前にはベンチが置かれ、飲料類の冷蔵庫もある。フロントで下足箱の鍵を渡し、脱衣ロッカーの鍵を受け取るスタイル。 下足場側には男湯入口、フロント側には女湯入口だ。脱衣所もこじんまり。コンパクトでシンプル。天井は低め。床はフローリングで、敷物がけっこう敷かれている。入口側に脱衣ロッカー。先ほどフロントで受けとった脱衣ロッカー鍵の番号のロッカーを使用する。外壁側にベンチが１つ。浴室入口前には飲料類の自販機。缶ビールがあるのがうれしい。そしてアナログ体重計。 それでは浴室へと。奥壁側に浴槽が一直線、手前側に洗い場のカランという東京銭湯のスタイル。その奥壁に一直線の浴槽、浅を挟んで間仕切り壁側に超音波気泡座り風呂が２連、外壁側に超音波気泡寝風呂が１つ。このお湯、これがまた熱い！とくに寝風呂の横側には、このあたりは熱いとの表記あり、確かに熱い。まだその反対側の方が入りやすいか。寝風呂は一瞬だけ寝転んで終わった。そして奥壁と反対側、入口側横手に水風呂、サウナ。 洗い場のカラン、間仕切り壁側６つと島カラン1列目両側と２列目片側に４つづつ、外壁側に５つというカラン数。間仕切り壁側のうち２つはシャワー無し。２列目もう片側は壁だ。天井は低めで、ゆるやかに弧を描いているタイプ。それと奥壁一面に竹林の写真壁側。この竹林をバックに熱いお湯に浸かる、というシチュエーション。なんだか不思議な感じだ。これも一興。そうそう、入浴客も多くて、みなさん談笑、会話がはずむ。地元の社交場と言うこところか。さりげなく何気なく、下町のオアシス。 |