柳湯
 
【住所】 千葉県香取市佐原イ471
【営業時間】
定休日】
【入浴料】 大人¥300  中人¥180  小人¥80 
【設備】 深、浅
【最寄り駅】 JR鹿島線佐原駅から徒歩約7分
 


 いきなり千葉は佐原の銭湯。小京都と言われるようなレトロな街並みが続くJR佐原駅周辺、観光協会で借りたレンタサイクル、目指すは香取神宮だが、帰りには当然銭湯巡りだ。この界隈には2軒の銭湯が現存。もちろん両方入って帰るわな。

 佐原駅の改札を出て南へ2つ目の通りを東へずんずんずん、商店街の通りをしばらく行くと、左側民家の敷地手前に手書きで「柳湯入口」の赤い矢印。これを見過ごすと確実に通り越してしまう。なんせその奥は細い民家の前の辻、暖簾はおろかどこにも銭湯を表す看板も何もない。とりあえず矢印の先に庇のかかったところ左右にドア、たぶんこれが銭湯だろう。

 その左右のドア、じぇじぇじぇ、どっちが男湯か女湯かわからん。ドアの取っ手が、右は青色で左は赤色、たぶん青が男で赤が女か。おそるおそる開けてみたら・・・正解でした、よかったよかった。

 入ると土間があり、受付というような形の番台、そして脱衣所。下足箱は無く、棚が並んでいる。脱衣ロッカーは外壁側、鍵は無い。脱衣用の丸籠も置かれており、こちらを利用することにした。脱衣所中央には木のベンチと机替わりにゲーム機が2機。「ジャンピュータ」と書かれているのが時代だな。今使えるのかどうか不明(聞こうとは思いませんでした)。

 そして浴室。こじんまりとした空間に湯煙りが立ち込める。奥に浴槽、中央から手前に洗い場のカランというスタイルが、やはり東京圏なのか。両壁側カランと島カラン、いずれもシャワー無し。天井は低め。外壁側の窓、妙にクリアで隣の家のベランダが見える、ということはあっちからでも見えるわな。

 奥の浴槽、シンプルに2槽。微妙に深と浅。やや横長の深、お湯は熱い。浅はそこまで熱くなく、まだ入れるか。その2槽の間、岩が配されたところからお湯がザーザー。その背後には銭湯アート、モザイクタイル絵が。海にカモメ、ヨットに灯台。近くで見るとよくわからないけれども。

 いやあ、とにかくレトロレトロレトロ、時間はとっくの昔に止まったまんまだ。周りの街並みに合致したようなこの銭湯、意識しないとまず銭湯とは気づかないロケーションだが、それだけに貴重なものかも。

 

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