大和湯
 
【住所】 東京都墨田区東向島3−14−16
【営業時間】 16:00〜24:30 
定休日】 毎週木曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80 
【設備】 深気泡湯、浅超音波気泡風呂
【最寄り駅】 東武伊勢崎線東向島駅から徒歩約7分 
 


 東武伊勢崎線の東向島駅から西へ通りを進み、明治通りを越えて南西の住宅地の中。細い通りの続く下町の住宅地、さりげなく佇む銭湯。コンクリ塀の無骨な外観、玄関両側に自動販売機。玄関上ガラスに屋号、その下に暖簾。暖簾の向こう側は広めの下足場。中央に寝かせて収納するタイプの傘縦が。

 引き戸を開けて中へ。番台、そして脱衣所だ。天井は升目の大きな格子状、間は大理石を模していて、ちょっと豪華に見える。床はきれいなフローリング。中央に島ロッカー、番台横手壁側にも脱衣ロッカー。番台の対面上には大きな黒い柱時計、しかし動いてはおらず、その下側に丸時計がかけられている。さらにその下側には白招き猫、ダルマ、トラの人形が置かれている。間仕切壁には大きな鏡、そして大きなアナログ体重計。外壁側にはテーブルとベンチ、その後ろ側ガラス戸は開けられていて、涼しい風が入ってくる。

 浴室へ。手前に洗い場のカラン、奥壁に沿ってに一直線に浴槽という東京スタイル。天井は2段式、しかしよくある水色に塗られてはおらず、ところどころ縁のみ水色だ。外壁にはきれいなタイルが貼られ、クラシックカーに洋婦人というイラスト付き。奥の壁にはいろいろ模様入りのタイルが貼られている。洗い場のカランは、両壁側と間に島カラン、数は両壁側それぞれ6つづつ、島カランは両側5つづつ。浴槽は2つ、深と浅。深はブクブク気泡湯付き、浅は超音波気泡ジェットが2連。お湯は熱めで、深は関西人の私にはちとつらかった。

 さて湯上り後、周囲を散策。名勝史跡と記されている向島百花園がすぐ近く、そちらのお客さんもうろうろと。思わず、いいお湯ありますよ、と勧めようと思ってしまった(思うだけ)。ちょっとわかりにくい場所にあるが、辿り着いたその先には極楽が待っている。

 

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