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堀川通の堀川北大路交差点から東、一つ目信号の新町通を北へ上がりすぐ右手。この通り、一直線前後に銭湯が点在する銭湯ストリートのようなところ。商店と民家が混在する通りを、洗面器を抱えた人が行きかうという、なんとも素敵な界隈だ。その通りのかかりに、ビル型外観の銭湯。赤いテントの下、暖簾がたなびく。入り口横手には、お地蔵様。そして「日曜日レモン風呂」の看板。 暖簾をくぐると下足場で、その正面に傘をすっぽりプラスチックの赤色筒状の中に入れるタイプの傘立て。なんていうネーミングなんでしょう？と、いつも思う。引き戸を開けると番台、そして脱衣所。間仕切り壁側に長椅子や１人がけ椅子、灰皿などが並び、アナログ体重計や黄色プラ籠などが目に入る。脱衣ロッカーの下の部分には、昔の柳行李もいくつか並ぶ。番台横手、引っ込んだようになったスペースには、長椅子やマッサージ機などが置かれた憩いのスペースとなっている。 それでは浴室へと向かう。間仕切壁側に洗い場、反対側に各種浴槽。間には島カランがある。天井は青く、湯気抜きがすこーんと。壁には「マイルドウォーター」との但し書きのパネルが掲げられていて、カランのお湯がそうみたい。 その各種浴槽、深と浅の主浴槽、浅内には超音波気泡ジェットが２連。その隣に電気風呂。深と浅の間の浴槽縁には、寝そべった裸婦の給湯オブジェ。浴室入り口横手にはブクブク気泡湯付きの薬風呂。隣に掛かり湯。この掛かり湯には、リスの給湯オブジェが付いている。浴室奥には、サウナと水風呂。この水風呂には、なんと壁側にテレビが埋め込まれていて、音声は出ないが画面が眺められるという一品。 それと、たまたま日曜日に訪問したおかげでかち合ったのだが、表の看板にあったとおり「日曜日レモン風呂」。レモンの入った袋が、深、浅、電気風呂にそれぞれ浮かべられていた。ほんのりレモンの香りの涼やかなお湯。ちょっとしたアピール・ポイントですね、これは。土曜日が休みなので、休日に行こうとなると、このレモン風呂に出会える。ラッキーです。 |