内海湯

      
【住所】 和歌山県海南市名高355
【営業時間】
【定休日】 1、5、9、13、17、21、25、29
【入浴料】 大人 ¥380  小学生 ¥140  幼児 ¥80
【設備】 深、浅、電気風呂
【最寄り駅】 JRきのくに線海南駅から徒歩8分   
    

 
 和歌山県は海南市の銭湯巡り、今回入ることができたもう1軒、それが内海湯。海南駅西側の通りを南へ行き、小さな川にかかる橋を渡って、「熊野街道」の表示がかかる通りへ入る。その橋から川を覗き込むと、なんと魚がいっぱい群れている。中には魚種がわからなかったが大きなやつも。海から上がってきているのか。いやはや感激。

 熊野街道の、のんびりとした通りをぶらぶら歩く。時間は昭和で止まったまんまのその通り、「湯 電気風呂 超音波風呂」と書かれた看板の駐車場を発見。ん?「湯」だけ?屋号が書かれていない。さてはもしや、もう営業されていないのか・・・と不安が頭をよぎったが、その先に、よかったよかった暖簾がかかっていた。

 白いシンプルな建物、どことはなしに旅愁を感じる。暖簾のかかる正面玄関両脇の、青く塗られた扉が印象的。玄関上の屋号が一部欠けているのも歴史が感じられる。暖簾をくぐると、下足場。少々、段が高い。正面に傘立てと、角椅子が1つ置かれている。

 扉を開けると、番台、そして脱衣所。番台の後ろ側には黒招き猫がこっそりと腰掛けている。間仕切壁にはポスターがあれこれ。頭をすっぽり入れるパーマネント型ドライヤー付きマッサージ器が2つあるのがすごい。脱衣所中央にはテーブル、長椅子。他にも椅子の数がけっこう多い。番台横手にも木のベンチ。冷蔵庫は小さいのなんと3つあるが、使われているのは1つだけのよう。それとブラウン管テレビが現役というのも素晴らしい。

 それでは浴室へと入る。こじんまりとシンプル、どことはなしに懐かしい感じを受けるような雰囲気。白基調のタイルで、あっさりとしている。間仕切壁側と反対側に洗い場のカランがずらり。8つ並んだ中には、シャワーが無いのも。天井は、中央の湯気抜きに向かって盛り上がっている形。浴槽は3つ、中央から奥に向かって、浅、深、電気風呂というスタンダードな構成。電気風呂は横長で、浴槽の半分に電気板、もう半分は一段高くなっていて電気板無し。ここに座りながら、足だけぶらーんと付けていられる。

 さて海南市の銭湯巡り、今回入ることができたのは2軒。もう少し入りたかったのだが、また別の機会に。海南市の銭湯は、4日開けて1日休むというパターンらしい。次回、カレンダーとよくにらめっこしてから再訪しよう。

 
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