【住所】 | 奈良県檀原市内膳町2−4−18 |
【営業時間】 | 17:00〜23:00 |
【定休日】 | 毎週金曜日 |
【入浴料】 | 大人¥380 中人¥140 小人¥60 |
【設備】 | 深、電気風呂、超音波気泡風呂 |
【最寄り駅】 | 近鉄大阪線八木西口駅から徒歩2分 |
ここ最近、しばしば訪れている奈良の銭湯巡り。今回は橿原市、八木へ。近鉄の大和八木駅から南へ行くと、同じく近鉄の八木西口駅へ辿り着く。その八木西口駅の西側すぐ、一戸建てが並ぶ住宅地の真ん中に、ぽこっと激渋外観の銭湯が。駅のすぐ前という立地条件だが、周りを住宅で囲まれていて、駅前からは見えない。 その激渋外観の銭湯。確かに渋い、ほれぼれするくらい。立派な破風屋根に屋根瓦が続く日本家屋。破風屋根のてっぺんには、恵比寿様が乗っかっておられる。暖簾をくぐると、こじんまりとした下足場。男湯側には「男」の表示がはずれていたが、片方「女」だから間違いないか。引き戸を開けて番台、脱衣所。 脱衣所、これまたこじんまりとした妙な懐かしさを感じるような、懐古系レトロ空間。大きな漢数字の書かれた木製ロッカーがうれしくなる。番台向い側、仕切り壁上には神棚。天井からは3枚羽根の天井型扇風機。中央には長椅子とテーブル、浴室入り口前には大きなアナログ体重計。番台横手にはプチ内庭があり、その向こう側(つまり外側)にトイレ。レトロ系銭湯の好きな方には、たまらんだろう造り・アイテムの数々。 そして浴室へ。こちらもこじんまりとしているが、すっきりとしたシンプルさで、あまり古い感じはしない。間仕切壁側に、深と超音波気泡風呂。深内には電気風呂も併設。この電気風呂、深内にあるだけに、電気板の位置がけっこう高い。超音波気泡風呂は、超音波ジェットが2連とぶくぶくの気泡湯のセット。天井には湯気抜き、青く塗られている。 さてこの八木西口駅から南へ少々行くと、今井町という江戸時代からの集落がそのまま残っている一角がある。文化財指定の家屋が並ぶその通りをぶらぶら歩いていると、江戸時代まで遡ったのような感覚になり、眩暈がしそうになった。この今井町散策の後、今度は時代を昭和へ進ませて畝傍温泉へ。そして湯上り後は平成の世に戻ると。タイムスリップ三段活用が行える、不思議な町でした。 |