梅の湯
 
【住所】 東京都足立区千住旭町41-11
【営業時間】 16:00〜24:00  
定休日】 不定休
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80
【設備】 深、浅、超音波気泡風呂、岩盤泉
【最寄り駅】 東京メトロ日比谷線北千住駅から徒歩約1分
 


 銭湯の聖地、と呼ばれているらしい、足立区は北千住。JR、東京メトロ、東武、つくばエクスプレスの北千住駅を中心に、レトロ系銭湯が集中する素敵な界隈。その中で、駅東口から徒歩1分という最も近い距離にあるのが「梅の湯」さん。しかし僕はこのたびようやく入湯。なんどかトライをしたのだが、なぜかいつも休日で。休みは不定休ということだが、第1、2、3日曜日はお休みをとられることが多いとのこと、とHPに書かれておりました。まあとにかく、今回ようやく縁が結ばれて、めでだしめでたし。

 千鳥破風屋根と唐破風屋根の2段重ねの大きな建物、堂々たる外観。縁が金色に塗られて豪華感もある。玄関口両側には緑のテントにコインランドリー。玄関上には短い暖簾が架かる。くぐると正面に縦に収納するタイプの傘立てがV字型、その中央には鯉の滝登りのタイル絵。両側には下足箱。この下足箱、スケルトンタイプの、ちょっと珍しいタイプ。

 引き戸を開けると番台、脱衣所。番台は今風番台、入口側を向いていて、脱衣所からは目隠し状態になっている。天井は高く、フラットな板張り。床はフローリング。間仕切り壁側と外壁側それぞれに脱衣ロッカー。外壁側は上が縦型で下3段が常連用。脱衣所中央には島ロッカー、その上には鉢植えの観葉植物が2つと絵本や足立区などの配布物。番台横手側には、テーブルと長椅子。浴室入口前には、ぶら下がり健康器、アナログ体重計、身長計という健康系が3つ並んでいる。

 そして浴室へと。こちらも天井は高く、2段式で色はナチュラル。奥壁にはどどどーんと大きなペンキ絵、おっと出ました、富士山だ。やはり東京銭湯はこれだね、という逸品だ。洗い場のカラン、間仕切り壁側と島カラン1列両側に6つづつ、島カランにはシャワー無し、外壁側には7つづつ、というカラン数。

 浴槽は奥壁側に一直線、深と浅。深がちょっと横長というのが珍しいか。その深内には、超音波気泡ジェットの座り風呂が1つ。浅も横長、こちらには超音波気泡ジェットが2連、ぺたんと座り込むタイプ付き。そして東京銭湯でたまに見かける岩盤泉、鉱物を粉砕加工した黒い板の上に座るもので、深に1つ、浅に2つ埋め込まれているというのが、これまたちょっと珍しい。

 ちょこちょこ珍しい箇所もあるが、全体的にはオーソドックスな印象を受ける。伝統的東京銭湯な好きな人も満足ではないですか。さすが聖地の北千住、期待を裏切ることはない。ついに入ることができた喜びも加算され、個人的満足感は抜群だ。

 

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