【住所】 | 京都府京都市上京区上長者町通松屋町西入須浜東町450 |
【営業時間】 | 15:30〜23:30 |
【定休日】 | 毎週火曜日 |
【入浴料】 | 大人¥410 中人¥150 小人¥60 |
【設備】 | 深、浅、超音波気泡風呂、薬風呂、水風呂 |
【最寄り駅】 | JR山陰本線二条駅から徒歩15分 |
智恵光院通から上長者町通を東へ入ってすぐ、その通りになんとも風情のある渋い外観の銭湯が。正面、唐破風の屋根が立派。2枚掛けられた京都スタイルの暖簾。通りの名前が由来か、屋号は「長者湯」。 暖簾をくぐると、こじんまりと、しかしこざっぱりとした下足場が印象的。中へ入ると、番台かと思いきやそうではなくて、簡易フロントのごとく、番台がこちら入り口の方に向いている。番台を気にしなくていいという、ちょっとした工夫。 脱衣所は、これがまた風情たっぷり情緒たっぷり、素敵に素晴らしい空間。中央がガラス戸になった木の脱衣ロッカー、中には籐籠が一つづつ入っている。天井は格子状、3枚羽根の天井型扇風機がぶら下る。大きな鏡に、アナログ体重計、マッサージ機。内庭があり、整えられた空間に大きな石灯篭、池には鯉と金魚。その内庭をバックに、テーブルとソファが置かれたくつろぎスペース。 そして浴室入り口上に、大きな金閣寺の描かれたタイル絵が。「平安遷都1200年」と書かれている。その並びに、女湯側にもデザイン違いで京都テーマのタイル絵がある模様。 浴室は、きれいに改装されていて、明るく清潔感漂う、こざっぱりとした造り。浅と超音波気泡風呂ジェットが2連、そして深。奥に広めの薬湯があり、白濁したお湯の「酵素風呂」となっている。浴室入り口横手には、水風呂がある。 湯上り後は、内庭をバックに、ソファに座ってちょっとした一時。脱衣所全体を見渡すことができるが、それにしても素晴らしい空間。細部に渡り、完璧な程の風情を演出している。これを絵になる風景という。京都の銭湯に入る、その目的をすでに200%達成したかのような感になる。まったくもって素晴らしい。 |