鶴の湯
 
【住所】 東京都江戸川区北小岩7−4−16
【営業時間】 15:00〜24:00  
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、超音波気泡風呂、薬気泡風呂、露天風呂
【最寄り駅】 JR総武本線小岩駅から徒歩7分
 


 京成本線の京成小岩駅、東側の出口を出て東へ500メートルほど、上小岩小学校の西側通りを北へ、信号の通りを西へ少し行ったところ。いきなり目の前に現れたそのお姿、その外観に圧倒される。どっしりとした重量感に二十千鳥破風の屋根、白塗りの壁は城郭のようだ。入口には階段があり、男女それぞれの色違いの暖簾がかかる。入口全体を覆うような長めのタイプだ。こりゃたまらん、とにかく渋い渋すぎる。

 階段を上がり、暖簾をくぐると下足場、そして引き戸を開けて中へ。番台、そして脱衣所。番台向かい正面に大きな柱時計がかかる。天井は折上げの格天井、羽根の短い天井型扇風機がぶら下がる。脱衣所は脱衣ロッカーで囲まれるようなレイアウトで、大き目のテーブルに両側ソファが置かれている。外壁側の脱衣ロッカーは、縦長サイズと普通サイズが混在。フタの無いのもところどころ。マッサージ機は、前後にそれぞれ。そして、おおこれは珍しい、なんと脱衣所が外に向かって広がっている。上にはアクリルの屋根。明るいうちに行ったので太陽サンサン、言わば露天脱衣所みたいな雰囲気だ。そのスペースにも脱衣ロッカー、ベンチが2つ置かれている。

 それでは浴室へと。手前側カランずらり、奥に浴槽一直線。壁のタイルが、きれいな花模様の混じったタイルだ。天井は2段タイプ、薄い青色に塗られている。奥の浴槽一直線、深、浅、薬風呂仕様の気泡湯という構成。そして、おおこれは珍しい!ちょうど体が入り込めるくらいのCの形をした、ステンレス製の輪っかのようなもの!その輪っかの中、超音波ジェットが5つ噴出しており、1人ジェット風呂になっている。これがそれぞれ深と浅に1つづつ。今までの人生、そうとうの数の銭湯に入ったが、これを見たのは初めてだ。東京銭湯では他でもあるのか?とにかくファースト・インパクトだ。

 そしてセカンド・インパクト。薬風呂の横手にドアがあり、そこから入浴客が出入りしている。はて、これは?と入ってみると、なんと広い露天風呂!スペースも広いが、浴槽も広い、とにかく広い露天風呂だ。浴室から見えないので、全然わからない。これまたインパクト。こちらはレトロ度無しの今風シックな落ち着いた造りだ。

 さらにサード・インパクト。富士山のペンキ絵だ。奥の壁一面の富士の山、これは何とも言えないいいもんが。先ほどの輪っかの中にはまりながら、バックに富士山、素晴らしいシチュエーションだ。

 とまあ、あれこれ見どころ入りどころの多い銭湯だ。レトロと今を往復できる楽しみもあり。ファースト〜サードまで、一気に訪れるインパクト、人類補完計画、いや銭湯補完計画か。ガフの扉が開かれたのだ。とにかく素晴らしく楽しくて仕方がない。そういうお風呂屋さん。

 

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