鶴の湯

【住所】 京都府京都市伏見区景勝町33-5
【営業時間】 14:00〜24:00  日曜日 10:00〜24:00 
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、気泡風呂、座り風呂、エステバス、寝風呂、ラドン風呂、露天風呂、水風呂、サウナ
【最寄り駅】 近鉄京都線伏見駅から徒歩6分



 京都銭湯巡りのバイブルといえる「京都極楽銭湯案内」にて、冒頭近くに「伏見の名水」として紹介されている伏見区は鶴の湯。京阪の丹波橋駅からは北西、近鉄の桃山駅からは南西、琵琶湖疏水に架かる橋のたもと、堤防脇に大きな温泉マーク。温泉マーク横に電光掲示板や屋号の看板。近くに来たら、目立つ目立つ。3階立ての建物で、堤防脇の階段で下へ降りる。

 堤防上から見下ろせる形で1階入り口。横手にはお地蔵さんの祠がある。暖簾をくぐると下足場、その正面に券売機。入浴券を購入、中へ入ると、「伏見の銭湯は鶴の湯ぜよ」だとかなんとか、なんと坂本竜馬のイラストが。そしてフロントがありロビーがあるという今風銭湯仕様、フロントのカウンターには生ビールのサーバーが置かれ、ワンカップやチューハイ、おでん、各種おつまみ、ソフトクリームなどの販売も。ロビーにはソファとテーブル、マッサージ機が置かれ、大きなプラズマテレビを眺められる。

 男女それぞれ暖簾をくぐり脱衣所へ。すっきりとした脱衣所。脱衣籠用に黄色プラ籠。やはりここは京都の銭湯、どれだけ改装して最新型の銭湯であったとしても、この伝統様式だけは受け継がれている。壁には張り紙のコーナーがあり、鶴の湯の歴史など店主の書かれたコラムなどが貼り付けられており、読んでいて楽しい。

 浴室は2階建て構造で、それぞれの階に各種浴槽あれやこれや。1階には主浴槽として、超音波気泡系の座り風呂1つ、エステバス2連、ブックブクの気泡風呂と電気風呂。気泡風呂の壁側には、鯉の上に乗った裸婦像の給湯口。その向い側には超音波ジェット2連の寝風呂。さらに浴室入り口横手にラドン風呂。このラドン風呂、打たせ湯にように2本の湯線が落下しているという変り種で、よくある別室にはなっていない。

 そして2階へと上がる。壁のあちこちに南の島の王様は〜♪的なリゾート気分の写真のパネルが貼られている。階段を上がったところに洗い場があり、露天風呂、サウナ、水風呂がある。露天風呂は岩風呂仕様で、少々こじんまりとはしているが雰囲気は良い。サウナは「竹炭サウナ」との表示、入り口のこじんまりさ加減が面白い。奥の水風呂は広く、ざざざーと冷水が2本落下。あっちっちの身体を一気にクールダウンできる。

 さてかくも特記事項多く話題満載の鶴の湯、湯上り後はもちろんロビーで生ビールだ。たっぷり入浴を楽しんだ後のビールは最高!生きてて良かった、と単純に思える瞬間。さてこのあとは、伏見の街、散策でもいたしましょうか。いい休日の過ごし方。

 

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