月の湯
 
【住所】 東京都文京区目白台3−15−7
【営業時間】 17:00〜22:00  日曜日 16:00〜23:00 
定休日】 毎週月、水、金、土曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80 
【設備】 深、浅超音波気泡風呂
【最寄り駅】 東京メトロ有楽町線護国寺駅から徒歩約7分
 


 東京に来て早6か月、けっこうなペースで銭湯巡りをしているなと我ながら自負、というより休日に他にすること無いもんなということなんですが。しかし、それでもまだ行ってないの?てなところが、ちらほらとありまして。名著「ザ・東京銭湯」に別格扱いで紹介されているにも関わらず、未入浴のところがあることに気づき、ようやく訪問となりました、それが文京区の月の湯さん。
 
 東京メトロの護国寺駅から南西、目白通りの目白台三交差点の西側1つめ信号から北側の細い辻を入って少し行ったところ。その細い通りに、めちゃ渋の外観の銭湯。「ザ・東京銭湯」曰く、東京一レトロな銭湯とのことだ。創業当時の面影が色濃く残っているらしい。訪問時、建物上側から屋根にかけてには幌が掛けられていて補修中のようだ。しかし正面玄関はそのまま健在、唐破風屋根にオリジナルの暖簾、その横手に「健遊館月の湯」との看板。暖簾の奥には正面下足箱の真ん中あたりにちょこんと座ったお人形がお出迎えだ。

 こじんまりとした下足場から引き戸を開けると、番台があり、そして脱衣所だ。いやあ、これがまたいい感じの雰囲気で、昔ながらの超レトロ空間だ。天井を見上げると、これが高ーい高ーい折り上げ式の格天井、床はきれいなフローリング。驚いたのが、脱衣ロッカーがないこと。なんと丸い籐籠を使用する。壁にはいくつか籠を収容するスペースがあるが、いっぱいだったら床に置く(ですよね?)。その棚前と間仕切り壁側と椅子が並ぶ。他にはマッサージ器。外側ガラス戸の向こう側には庭。残念ながら池らしきところに水は無かった。

 さてそれでは浴室へ。こじんまりとしたスペースながら、それがまたいい感じの空間だ。手前側に洗い場のカラン、奥の壁側に浴槽。洗い場のカラン、間仕切り壁側に5つ、いくつかのシャワーは手付きホース。外壁側にはカラン5つ。間には島カランで両側に3つづつ、しかしシャワーは付いていない。奥の壁側の浴槽、深と浅の2槽。深はジェットや気泡の無い本当の深。関西では普通だ。横長の浅、半分がブクブクの気泡湯、もう半分が超音波気泡ジェットが2連。天井を見上げると、2段式で高いタイプだ。

 いやいやなるほど、町田忍氏が選ばれるほどのレトロ銭湯、納得致しました。時間空間関係なし、どっぷりこの空間に浸りましょうという、まさに特選銭湯だ。1週間に営業されているのが3日のみというのも、希少価値を感じたりして。いい時間を過ごさせていただきました、ほんとに。

 

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