【住所】 | 兵庫県神戸市東灘区御影本町8−9−19 |
【営業時間】 | 16:00〜23:00 |
【定休日】 | 毎週土曜日 |
【入浴料】 | 大人¥410 中人¥150 小人¥60 |
【設備】 | 深、浅 |
【最寄り駅】 | 阪神本線御影駅から徒歩6分 |
阪神の御影駅東側の広い通りを南、信号2つ目を西へ入り、2つ目の筋を南へ入って西側。角の自動販売機の上に「ゆ」とコインランドリーの看板。広めの駐車場のその先に建物横腹。正面に行くと、まぎれもなく銭湯だ。この建物、どうやら阪神淡路大震災の後に建てられた仮設店舗のまま、そのまんま営業を続けらているらしい(すみません、ネット検索での情報どす)。これはまあ、なんということか。震災後の貴重な記録銭湯か。 さてその正面デザインがユニーク。コンパスで書いたがごとくの円形の模様が3つ、正面上の屋号看板を囲むように描かれている。端には青バックに黄色の屋号縦看板。簡素ながら特徴的な外観だ。暖簾をくぐると下足場、横の引き戸を開けて中へ入ると、フロントがあり、ささやかながらロビーがある。壁の「ビールあります」の貼り紙に惹かれてしまう。フロント横手から脱衣所へ。超こじんまりとした脱衣所。床型体重計と扇風機が何気なく床に置かれている。シンプルで質素な脱衣所だ。 そして浴室へと。おお、これまたなんともシンプルな浴槽だ。仮設店舗のイメージそのままな(失礼)超こじんまりとした質素な空間。中央に掛け湯、奥に深と浅、手前両側に洗い場のカラン。深と浅は1つの浴槽で、3分の1ほどが浅い部分になっている。天井はトタンで、鉄骨がむき出し。まさに仮設店舗そのまんま(何度も失礼、悪い意味ではない)。湯船に浸かりながら、周りをぐるぐる見渡しまくり、なんとも言えない雰囲気だ。 阪神間に住むものにとって、忘れることのできない阪神淡路大震災。往時を振り返ることのできる、かくも貴重な銭湯、まったくもって素晴らしい。その存在感、そして存在意義を感じざるを得ない。忘れないためにも、ぜひ。 |