富来浴場
 
【住所】 東京都荒川区西日暮里4−22−10
【営業時間】 15:30〜24:00 
定休日】 毎週日曜日
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80
【設備】 深気泡風呂、浅超音波気泡風呂、薬風呂
【最寄り駅】 JR山手線・東京メトロ千代田線西日暮里駅から徒歩約3分 
 


 JRもしくは東京メトロの西日暮里駅から道灌山通りを西へ、200メートルほど行った交差点を北の辻へ入ってすぐのところ。横長どどーんとした外観、コインランドリーの横手に小振りな入口、短い「ゆ」の暖簾が架かる。

 暖簾をくぐると、こちらも小振りな下足場。自動ドアから中へ入ると、向かって右手にフロント。その向かい側に飲料類の冷蔵庫とアイスクリームの冷凍庫。奥側には、ソファが並べられたロビー。テレビも置かれたくつろぎのスペースだ。

 脱衣所へ。天井は低め、ランプ風の照明が吊り下げられる。床はきれいなフローリングで、たいそう気持ちいい。入口入るとすぐのところに衝立に挟まれた常連用の棚。脱衣所入口横手を外壁側に脱衣ロッカー。外壁側の脱衣ロッカーの隣側にはガラス戸の向こう側に、ミニな内庭があり、灰皿の置かれた喫煙所となっている。中央には腰掛台。間仕切り壁側には大きな鏡と洗面台、その前面には丸い木のテーブル、とイスがいくつか。

 それでは浴室へと入る。おっと、これはこれは。東京銭湯では珍しい、どちらかというと関西に近いような構成だ。浴室中央に楕円形の浴槽がどどーん。これは東京では珍しい。その楕円形の浴槽は、ブクブク気泡湯の深と、超音波気泡ジェット2連付きの浅という2槽に区切られている。そして奥壁の外壁側に薬風呂が1つ。洗い場のカランは壁3面にぐるっと。間仕切り壁に7つ、奥壁側に『4つ、外壁側に6つというカラン数。浴槽、カランともに、このレイアウトは関西風ですな、まさに。

 しかし、とは言いつつも、ここはやはり東京銭湯。奥の壁に出ました、大きな富士山のペンキ絵だ。このペンキ絵、女湯側にも同じように描かれているよう。さらに間仕切り壁、山々と湖、白樺と洋館というモザイクタイル絵。銭湯アート2連チャンだ。そして天井を見上げると、2段式で水色に塗られた東京仕様。縁や柱が黒茶色に塗られており、なんか渋い。これは個性的だ。

 東京伝統銭湯に関西風の浴室レイアウトという、たいそう珍しい面白い銭湯だ。しかし、なかなか懐かしい感じがしましたわ。あー、早よ大阪へ帰ろ。そういう衝動に駆られてしまうような銭湯(なんのこっちゃ)。

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