千代の湯
 
【住所】 東京都江戸川区平井4−19−7
【営業時間】 15:00〜翌日1:00
定休日】 毎週土曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80
【設備】 薬風呂、電気風呂、浅超音波気泡風呂、エステバス、気泡風呂
【最寄り駅】 JR総武線平井駅から徒歩約10分
 


 JRは総武線、平井駅を南口で降り、駅前の賑やかな商店街を南へ下る。しばらく行くと広い通りを横切ることになり、その先100メートルちょっと先の交差点を東へ。そこから2〜300メートルほど行った辻を北へ上がると、民家の間からニョキッと生えた煙突が目に入る。それを目当てに正面に立つと、その大きさに圧倒された。威風堂々、どっしりとした外観。千鳥破風屋根に唐破風屋根がどどーん。壁の上からは樹木が茂る。これは立派だな、正面向いて大感激。

 暖簾をくぐると下足場。正面に傘立てずらっ、左右に下足箱。男湯女湯の文字がすりガラスだ。引き戸を開けると中はつながっていて、ちょこんとフロント。ロビーのスペースは無いが、その分、脱衣所は広い。レトロ雰囲気ぷんぷんする、落ち着いた空間。きれいに整えられており、気持ちいい。天井は板張りで、3枚羽根の天井型扇風機がぶら下がる。床は磨かれたフローリング。内庭があり、池には金魚が泳いでいる。その手前側に長椅子、テーブル。中央に島ロッカー、外壁側に脱衣ロッカー。間仕切り壁には大きな一枚もの鏡。マッサージ機は最新式のタイプ。浴室入口前にはコイン洗濯機が2つと、アナログ体重計。大きなノッポの古時計も。そして、スポーツ新聞や週刊誌も置かれているのがうれしい。

 さてそれでは浴室へ。おっと、こちらはあれこれと、各種浴槽があれこれと並ぶ、楽しい設備満載だ。「あつめ」と書かれた薬風呂、広めの電気風呂、ボタンを押すと強力ジェットのエステバス、超音波気泡風呂寝風呂と座り風呂が1つづつ両方とも頭の位置にはステンレスの水枕、そしてミクロバイブラのブクブク気泡風呂。どれから入ろう、と思わず迷ってしまうようなラインナップ。洗い場のカランは中央から手前にかけてずらり、両壁側と間に島カラン2列。外壁側7つ、間仕切り壁側9つ、1列目島カランは片側のみ8つ、2列目島カランは両側7つづつシャワー無しというカラン数。天井を見上げると高く2段式、白色基調で縁のみ水色に塗られている。

 そしてお待たせ、銭湯アートのオンパレード。まずは正面奥にどどどどどーんと富士山のタイル絵だ。署名によると西伊豆だとのこと。豪快な波しぶきが素敵。その下側、川と森?かな、モザイクタイル絵が。さらに間仕切壁、一面に長ーいモザイクタイル絵。こちらの絵柄は川と民家、灯篭みたいなものもある?というもの。そして外壁側のペンキ絵の下には、岩が組まれており、そこからお湯がざーとざーざーと。これもまた立体銭湯アートだ。

 このお見事なレトロ銭湯、ビジュアル満載、設備も満載と、満足度抜群で言うことなし。これはかなりの好印象だ。平井へ行ったら千代の湯に寄れ、と合言葉にしたくなる。いや、本当それほどのもんでした。

 

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