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近鉄の俊徳道駅から南西、住宅地の通りにさりげなく佇む銭湯。ややこじんまりとした外観。その前に新しい縦の看板に、各種浴槽がずらり。ちょっとしたギャップを感じるが、中へ入って納得。その素朴な外観とは裏腹に、設備満載の娯楽系銭湯。 暖簾をくぐると、下足場正面に女性がデザインされたステンドグラス。そして番台から脱衣場。間仕切壁の上には、神棚の棚は無いが、お供え物が。中央に置かれた青色ソファ一式とにマッサージ機。耳元に聞こえるのは、演歌や懐メロ歌謡曲。 そして浴室へ。まず一言、広い！手前にカランがあれこれ、その奥に各種浴槽がずどーんと並ぶ。 まず深、浅、超音波気泡風呂寝風呂タイプジェット４連。頭には水枕、寝転びの角度がいいあんばい。そして電気風呂、ソフトタイプとマッサージタイプの強弱２層式。その向かい反対側には四季風呂として漢方の薬風呂。 さてここからが問題。正面奥が石のアーチ状になっていて、その奥にはさらに浴槽があれやこれや。その前に、そのアーチ状入り口の横の壁に注目。なんと水槽がはめ込まれている！その水槽の中には、大きなコイやらフナやら名前のわからない魚やらがたくさん泳いでいる。なんとまぁ、入浴しながら魚を眺められるという、水族館銭湯！いやぁ、これには驚きました。 そしてそのアーチ状入り口の奥には、サウナ、塩風呂、露天風呂が。サウナは、これも珍しい、高温タイプと低温タイプの２つが並ぶ。その向かい側に塩風呂。その横手には、細かい石を床に埋め込んだいわゆる青竹踏みコーナー。さらに、その奥には別室になった露天風呂。 露天風呂に入ると、またまたびっくり！なんと豪快な、滝のようにお湯が水がざざざざざーっと！１つの浴槽にはお湯の滝と、２本ノズルの打たせ湯が並び、もう片方の浴槽は水風呂で、水の滝が。けっこう高い位置から落ちていて、まさに滝。２つとも浅い浴槽で、寝そべるようになっている。そして深い水風呂も別に１つ。 そしてお湯はミネラル湯浴泉。深の浴槽には、ミネラル鉱石が入っていると思われるバスケットが沈められている。 湯上り後、脱衣場に置かれた人間乾燥室。ボタンを押すとジェットの風が噴出、身体をさらりと乾かす。これがなかなか強力で、あっという間に乾きました。まさにバスタオルいらず。 とまぁ、次から次へと驚きの連続、ついついこのレポも長くなる。とにかく、時間をかけてじっくりと仕掛けの数々を楽しみたい。いやほんと、こういう驚きがあるから、やめられませんね銭湯巡り。いい時間を過ごさせていただきました。感謝です。 |