天神湯
 
【住所】 東京都新宿区北新宿2−4−11
【営業時間】 15:00〜翌1:00 
定休日】 毎月第2、4月曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80
【設備】 薬気泡風呂、超音波気泡風呂、浅気泡風呂
【最寄り駅】 JR中央線大久保駅から徒歩約10分
 


 JR中央線の大久保駅から西の住宅地の中へずんずんずん。なのだが、僕は新宿駅から歩いて行った。東京に来て新宿は何回目かなのだが、まぁ大都会だわ。駅周辺の賑やかさとったら、人人人・・・そして高層ビル群。大阪は田舎やな、と思えるほどだ。そんな新宿も、北新宿界隈は下町っぽい雰囲気の住宅街。都心方面に見える高層ビルとの対比が面白い。そしてそういう町には、もちろん銭湯が必須だ。

 民家の1階部分、前面に少し張りだすような形で、向かって右側に「ゆ」の暖簾が架かる入口、その両側には自販機。暖簾をくぐると下足場、そして自動ドアから中へ。フロント式でロビーのあり今風仕様。フロント前面にきれいなロビー、窓側に長椅子が並べられ、奥にテレビ。冷蔵庫に飲料類あり。

 フロント横から脱衣所へ。脱衣所入口からすぐのところにコイン洗濯機が4台並んでいる。天井は高めで、きれいに改装されている。そこから天井型扇風機がぶら下がり、ぐわんぐわんと回っている。脱衣所中央の上には、洒落た形の照明。床はフローリング。外壁側に脱衣ロッカー、その前面に島ロッカー。間仕切り壁には大きな鏡、その前面にはマッサージ機、腰掛台。浴室入口前には、観葉植物の鉢植えとアナログ体重計。間仕切り壁奥上にはテレビ。

 それでは浴室へと。おおおーっと、出ました出ました、富士山のペンキ絵!これぞまさに東京銭湯の醍醐味だ。正面奥壁から外壁側にも少しL字型に描かれた、銭湯アート。しばし見とれてしまう、お見事な絵柄。そしてその富士山を引き立てるように、高い天井は2段式、水色に塗られた東京スタイル。いい雰囲気の空間だ。

 洗い場のカランは中央から手前にかけてずらり。間仕切り壁側に7つ、外壁側に6つ、間の島カラン両側に5つづつというカラン数。浴室入口側には立ちシャワーが2つ、それと石が埋め込まれた足踏み用石板。浴槽は奥の壁側にずらり。間仕切り壁側から、漢方の薬風呂で気泡湯付き、超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂、そして前面にちょっと張りだした大きめの浅。浅内にはブクブクの気泡湯付きだ。そして座り風呂には「高温」との但書きがあるが、浅もそれほど湯温は変わらないように感じた。どちらも熱い。

 それにしても、富士山バックに浸かる湯船は、気持ちいい。ちょっと熱いのが我慢のしどころではあるが、これはこれでこれも東京銭湯の醍醐味かも。新宿都心のはずれに佇む銭湯。いい風景だ。

 

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