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東急世田谷線。東急の三軒茶屋駅を起点とするこの路線、２両編成の車両で、なんともローカルな雰囲気ぷんぷん。しかし言っても世田谷ですよ。なんとも不思議な（部外者には）ロケーション。その世田谷線の世田谷駅、南へ約２分ほど行ったところに銭湯だ。玄関前の前面に透明屋根付き、その奥に屋号表札の掲げられた玄関口。短い丈のオリジナル暖簾が架かる。くぐると下足場、洒落た下足箱が並ぶ。なんともスタイリッシュな銭湯だ。 自動ドアから中へ、フロントそしてロビーのある今風仕様。あっさりとしたロビーは、きれいに整えられている。窓側にベンチ。飲料類の冷蔵庫あり、缶ビールは見当たらないが、第３のビールは置かれている。奥の壁は棚になっていて、そこには天狗の面や日本人形など、いろいろ様々並べられており、ハイソな雰囲気を演出。 フロント横から脱衣所へ。こちらもきれいに整えられた空間。天井は高く、天井型扇風機がぐるぐるぐると回っている。床は気持ちの良いフローリング。間仕切り壁には上の方に棚、そこにテレビが置かれているという変り種。外壁側には脱衣ロッカー。下段は縦型だ。その前には木のベンチ。浴室入口前、身長計、デジタル体重計、血圧計。健康器具揃い踏み。 浴室へと入る。こちらもまた同じ表現ばかりで恐縮だが、きれいで整えられた空間だ。天井は高く２段式、ナチュラルで縁は水色。そして奥壁にどーんと富士山のペンキ絵。これまたきれいでお見事、桜の花も咲いている。間仕切り壁には、細かいタイルで組まれたストライプのタイル柄。洗い場のカラン、間仕切り壁側６つ、外壁側２つ、間の島カラン１列両側５つづつのカラン数。 浴槽、これがちょっと変わっている。まず奥壁に横長の浅。妙に長い浅、横側端に強力ジェットのスーパージェットバスとボディジェットバスが並ぶ。間仕切り壁側には、これまた細長い気泡風呂。一瞬、足湯？かと思うような造り、しかし常連さんらしきおじいちゃんが浸かっていたから気泡風呂なのだろう。１人用だ。そしてその隣に薬風呂で、ブクブクの気泡湯付きだ。 きれいで洒落ててハイソな銭湯、しかし伝統的な富士山のペンキ絵あるぞ、ちょっと変わった浴槽もあるぞと、なかなかの欲張りさん。とても美味しいな。どなた様にもお薦めできる銭湯です。 |