橘湯

【住所】 岡山県倉敷市川西町8-11
【営業時間】 16:30〜23:00 
定休日】
【入浴料】 大人¥410  中人¥170  小人¥60 
【設備】 深、浅、超音波気泡風呂
【最寄り駅】 JR山陽本線倉敷駅駅から徒歩7分



 美観地区で有名な岡山県は倉敷市。JRの倉敷駅の南側には3軒の銭湯が営業しており、その西側に位置するのが橘湯。JRのバスターミナルがある倉敷駅前から国道429号線を西、2つ目信号の川西町交差点を南へ少々。するといきなり現れる、どーんとした洋風外観の銭湯。「ゆ」の看板の反対側に「橘旅館」との看板も上がる。どうやら旅館兼業の銭湯のようだ。

 玄関口を覆い隠すような暖簾をくぐると、こじんまりとした下足場。半分くらいはフタが取れた下足箱。ついでながら鍵もない。そして引き戸を開けて、中へ。目隠し用に間に暖簾。横手に番台なのだが、この木の番台、下の部分が開いていて、物が置かれているという、今まで見かけたことのないタイプ。そして時間が止まってしまったとしか思えない、レトロ空間の脱衣所。

 大きな漢数字の書かれた脱衣ロッカー、間仕切壁と反対側壁の両方に設置されていて、そこそこ数は揃っている。脱衣所中央には、いい感じの木のベンチ。背の高い扇風機やマッサージ機が置かれ、脱衣用の丸い籐籠が積まれている。間仕切壁側には大きな鏡。床hフローリングで、ところどころにゴザ。天井からは、3枚羽根の天井型扇風機がぶら下がる。

 浴室はこじんまり、そしてシンプル。間仕切壁側に大きめの深い浴槽が1つのみ。なぜだか浴槽の壁側の端の部分、ぷくぷくと下から気泡が上がる。反対壁側には洗い場のカランが5つ、間仕切壁側の浴槽横手にも2つ。いずれもシャワーは付いていない。その間仕切壁には、縦2枚×横3枚のミニタイル絵。デザインはアルプスの山々。床はゆるやかな傾斜付き。そして天井を見上げると、小さな湯気抜き、周りは青く塗られている。

 レトロトロトロ、とろけそうになるようなタイムスリップ銭湯。外観は、美観地区にあやかったかのような洋風で、けっこう目をひく。駅からも近く、アクセスしやすいのもポイントか。旅館も兼ねているので、宿泊もできそうだし、旅の途中にちょっと、というのにいいかも。

 

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