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ＪＲの我孫子町から西、南海の我孫子前からは東。住宅地の中、交差点の四つ角の一角に、「ゆ」「酵素風呂」の看板とともに、ずらずらずらっと風呂名を並べた青いひさしの中央に「玉乃井温泉」のロゴ。オリジナルの暖簾と、そのまわりの玄関の模様入りの壁が個性的。なんとなく、気合を入れながら暖簾をくぐる。 さて、脱衣場。ぐるっと周りの見渡すと・・・おおっ、大きな漢数字の書かれた木のロッカー！そのロッカーから番台まで、トータルな木の色合いで統一感があり。また、室内の半分は、マッサージ機がいくつか置かれたマッサージルームのようになっている。 そして浴室。中へ入ったとたん、がっびーん！「なんじゃこりゃー！」と思わず叫びそうになってしまった、浴室正面奥のタイル絵！男女浴室にまたがる大きなタイル絵で、なんとそこには、ゾウやらトラやらゴリラやらトリやらが、カウンターで飲んだり、入浴していたりする、世にも不思議なタイル絵！しかも、どの動物も眉毛があるし！現代の鳥獣戯画。アート関係には疎いので、○○風と表現できないのが口惜しいが、こういうタイル絵は、他ではないでしょう、絶対。いやー、すごいインパクト。 そして、浴室の壁のタイルも模様入りが並べられていたりして、そのタイル絵との相乗効果で、浴室全体が、どことなく不思議な雰囲気を醸し出している。 浴室の浴槽構成は、まず、深と浅の主浴槽、浅内に気泡湯がブクブクブク。その奥壁側に、超音波気泡風呂ジェットが２連、その隣に薬風呂、薬風呂の半分が電気風呂。 浴室奥には階段があり、そちらから２階へ。２階には、遠赤外線のサウナと、ミストサウナ、そして水風呂。遠赤のサウナは有料だが、タオル込み５０円という低価格。そして、ほのかに耳に聞こえる、有線の演歌。 それにしても、レトロ感のある脱衣場の雰囲気といい、不思議な味のある浴室といい、なんともインパクトのある銭湯。入ってみないとわからんなぁーと、今さらながらに実感。いやはや、恐れ入りました。 |