玉川の湯(金魚湯)
 
【住所】 栃木県栃木市室町3-14
【営業時間】 9:00〜23:00  
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥300  中人¥130  小人¥70
【設備】 薬気泡風呂×2、薬浅超音波気泡風呂
【最寄り駅】 JR両毛線栃木駅・東武日光線栃木駅から徒歩約7分
 


 ある日テレビを見ていたら、なんとスケボーの練習場が併設された銭湯があるというではないですか。栃木県の玉川の湯、別名金魚湯。調べると、けっこう有名な銭湯らしく、こりゃ入っとかんとあかんかいなということで。それなら同じ沿線の、JR両毛線界隈の銭湯巡りをしようと突発的に企画。てなわけで、夏のある日、めっちゃ暑いこの日、ちんたらちんたら栃木へ向かう。

 栃木駅の北口から、メインの通りを北へずんずんずん。蔵の街通りと呼ばれるその通り、しばらく行くと風情のある観光通りとなる。しかしその手前、関門橋を渡って一つ目の交差点を西へ、100メートルちょっと行った小さい商店街の通りを入ったところ。通りにどどーんと大きな木造建築の銭湯。正面、千鳥破風屋根、2階は四角い屋根。短い暖簾の架かる正面玄関、両脇に金魚の絵。玄関口はこじんまりとはしているが、全体図がなんかすごい存在感。心高鳴りますね。

 暖簾をくぐると下足場。その正面に、なんやらこれは、龍やら鳥やら透かし彫り。そしてその上には天狗の面。あかん、このインパクトにいきなりノックアウト。いやいやめげてる場合やありません、木の下足箱に靴を入れて、木枠にガラス戸の引き戸から中へと入る。

 番台があり脱衣所。店主の親父さんは番台にはおられず、外壁側のイスに腰掛けられて常連さんと会話をされている。その脱衣所、こじんまりとした昔ながらのレトロン空間。天井は格天井、そこから3枚羽根の天井型扇風機がぶら下がる。床はフローリング。間仕切り壁側、上側に鏡、手前側に脱衣ロッカー100円リターン式のスチール製という珍しタイプ。その前には丸籠のだつい籠も積まれている。中央にはどっしりとした木のベンチが2つ縦に並ぶ。外壁側にも鏡、そして常連用の棚。浴室入口前にはアナログ体重計。

 そして浴室へと。こじんまりとした空間、天井はほぼフラットで、高くはない。奥壁一面にモザイクタイル絵、山々と海、島に灯台、船、そこから海底に魚やワカメ・・・という、他銭湯では別々の絵柄なのを足したような構図、おお全体図が見えましたぞ、とか言うような。その銭湯アートをバックに、浴槽が3つ。ブクブクの気泡湯の薬風呂、同じ薬風呂の浅で超音波ジェット1つ付き、そしてまたもやブクブクの気泡湯だが宝寿湯の漢方風呂。その3つのバックには、河童や鯉やシーサー(かな?)のオブジェ。さらにその壁側からボコッボコッとお湯が注がれている。洗い場のカランは浴槽前から手前にかけて、両壁側7つづづ、間の島カラン1列両側4つづつというカラン数だ。

 さて湯上り後、あらためて脱衣所にて、焼きそば380円とな貼り紙を見つけた。親父さんに訪ねると、この建物の裏側に飲食のできる店舗があるとのこと。そりゃ行きますがな。横手の鳥居をくぐって進無と、建物横側に例のスケボー練習場を発見。おおこれかっ、この時は誰も利用していなかったが、これはインパクトあるなぁ。そしてその奥裏側に、ありましたお店です。缶ビールも飲めて、名物のじゃがいも入り焼きそばがいただけます。だけではなくて、もんじゃ焼とかメニューが豊富。いやー、こりゃいいなぁ、最高です。まじ気に入りました、近所にほしい。てな栃木の名銭湯、しっかりと楽しませていただきました。

 

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