宝湯

【住所】 京都府京都市伏見区深草大亀谷西久宝寺町18
【営業時間】 16:00〜22:00 
定休日】 毎週金曜日  第2土曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、人間洗濯機、電気風呂、薬風呂、水風呂、スチームサウナ
【最寄り駅】 京阪本線藤森駅から徒歩12分



 京阪の藤森駅の南出口から、琵琶湖疏水を横切って、本町通の商店街を南。大岩街道との交差点を東、右手に京都医療センターを見ながら進むと、名神高速の高架の手前に、細長い煙突らしきものが見えた。あ、あれかと、伊達町交差点を南、やや坂道の通りを行くと、左手の民家横に看板を発見。その角を左へ曲がると、突きあたり奥に、堂々たる雄姿で佇む銭湯。ああこれが、あの宝湯さんじゃないですか。

 噂に聴く洋風造り、まさに。暖簾の架かるその上側、時は明治か大正かと言わんばかり洋風デザインの外観。これが、路地奥にどどーんと建っているから、インパクトがより大きい。そして2枚架かった暖簾をくぐると、横長の広い下足場。男女の下足箱の距離が長い。手書きで書かれた引き戸の「男」「女」、開けると番台があり、そして一段上がって脱衣所へと入る。

 ああこれが。脱衣所一面、壁に天井、白く塗られた洋風デザイン。ローマの神殿などを連想するような柱。その銭湯の脱衣所らしからぬ空間に、しっかりと銭湯脱衣所のあれこれ。番台向い側に白い招き猫。脱衣ロッカーは、木枠に窓があるタイプで、窓に赤字で大きく番号が打たれている。ロッカーの上と隅には籐籠。反対側に青いベンチと小さめの椅子。天井からは3枚羽根の天井型扇風機。隅には椅子型マッサージ機が2台、身長計、アナログ体重計などが並ぶ。

 そして浴室へと。こちらは中央が広々としていて、両横に洗い場のカラン、間仕切壁半分から奥の壁に沿ってややL字型に浴槽が並ぶ。広々とした中央部は円形の島カランが3つ。洗い場、間仕切壁側の3つのカランには手付きホースのシャワー、反対側は固定のシャワー。天井を見上げると、横長で大きめの湯気抜きが男女の間にまたがっている。

 浴槽はあれこれ、まず間仕切壁半分横側から、深、奥の壁側にかけて浅、浅の浴槽底には鯉の絵柄タイル。その横、円形の人間洗濯機。この円形浴槽内、超音波ジェットがグルングルンと回転しており、入ると流されそうになるような洗濯機状態。小さい子供なら本当に流されるかも?さらにその横、電気風呂、酵素風呂と書かれた薬風呂。この薬風呂、底から気泡がぶっくぶく。なぜか湯量はやや少なめ。そして浴室入り口横手にスチームサウナ、脱衣所側にはみ出す形で水風呂となっている。

 広い空間に変わった浴槽と、なかなか充実した浴室。そして脱衣所の洋風デザイン+伝統的銭湯アイテムの数々という独特なレトロ空間、たいへん見所多く、実に楽しい。まさに個性派銭湯、異次元空間に飛んでいけます。素晴らしい。  

 

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