太平館
      
【住所】 神奈川県横浜市港北区大曽1-25-2
【営業時間】 15:30〜22:30  
【定休日】 毎週金曜日
【入浴料】 大人¥470  中人¥200  小人¥100
【泉質】 ナトリウム−炭酸水素塩冷鉱泉
【設備】 黒湯深、黒湯浅、超音波気泡風呂
【最寄り駅】 東急東横線大倉山駅から徒歩約8分
    

 
 東急東横線の大倉山駅を東側に出て、線路沿いに真っ直ぐ北へ。道なりに行くと線路から東へそれて、こじんまりとした商店街の通りへ。700メートルほど行ったところ、あれれどこに銭湯が?と思い、ふと横を見ると「寿司処」と書かれたキッチュな手書きの看板。なんじゃこりゃ、写真撮らなきゃ・・・とそこにデジカメを向けたその時、その奥に、おおおおおおお、千鳥破風のまごうことなき銭湯ではないですか。いわゆる路地奥の銭湯、和風外観がなんとも言えん、短い「ゆ」の暖簾がなんとも言えん。

 短い暖簾をくぐり下足場へ。正面に傘立て、左右に下足箱。そこから引き戸を開けると番台、脱衣所だ。広々とした脱衣所、昔ながらの雰囲気プンプンの空間。天井は高くフラット、壁紙の張られたきれいな造り。床はフローリング。島ロッカーが2つ、外壁側に埋め込み型ロッカー、縦型もありの少々。間仕切り壁側には大きな鏡、その下側には常連用のロッカー、その上に鉢植えがあれこれ。番台横手側には長イス。外壁側はガラス戸で、その向こう側には外の風景。なんやら隣の民家ですやん。ツタの絡まるけっこうなビジュアル。なんかインパクト。他には、アナログ体重計、マッサージ機、健康器具、などなど。

 そして浴室へと。まず目をひくのは、奥の壁にどーん!壁どーん!な富士山のペンキ絵だ。その下側には、海底と熱帯魚のモザイクタイル絵。間仕切り壁には洋館と山々と湖のモザイクタイル絵。銭湯アート、3連チャンの贅沢仕様。天井は高く2段式、真ん中白色、縁は水色。洗い場のカラン、手前から中央に、広い空間にスコーンと配置。両壁側に9つ、間の島カラン2列両側7つづつのカラン数。島カラン2列にはシャワー無し。間仕切り壁側にはシャワーは1つ欠け。

 奥壁側に各種浴槽一直線に配置。その浴槽のうち2つが天然温泉の黒湯だ。東京名物の東京温泉、黒湯。とろーりとろとろ、コーヒーのような色合いだ。しかも濃い!透明度5センチ未満の高濃度、その浴槽が深と浅。浅は端にブクブクの気泡湯付き。まったりとした浴感で、浴後は肌がすべすべに。これはかなり濃いですよ、いやすごい。そしてその隣、さら湯の超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂。

 なにはともあれ、黒湯の濃さでは、周辺の同様銭湯では1、2を争う銭湯ではないですか。湯上り後は、肌がすべすべ、なんともいい感じ。関東南部の名物、黒湯。大自然の恵みに感謝です。また機会があれば入りたい、そういう銭湯でした。
  


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