昭和湯

【住所】 京都府京都市右京区太秦組石町28
【営業時間】 16:00〜23:00 
定休日】 毎週金曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、打たせ湯、超音波気泡薬風呂、水風呂、スチームサウナ
【最寄り駅】 京福電車嵐山本線太秦駅から徒歩4分



 嵐電太秦駅の南側、ホームに沿って少し東へ辻を入り、一つ目角を南へ少々。ローカルな通りに、前面に庇が張り出たそこそこのスペースがある銭湯が。すぐ横にはコインランドリー、その横手には自販機がずらずらっと並ぶ。暖簾をくぐると下足場、正面には今は使われていないタバコの自販機、隣にピンクの電話。その周りには「貸しタオルはありません」とか「迷惑な人はお断り」(いずれも要訳)とかの手書き張り紙がぺたぺた。

 引き戸を開けると番台があり、脱衣所がある。脱衣所へ上がる段が少々高い。目の前の脱衣所は、どことはなしにレトロチックな雰囲気が漂う。天井は格子状、仕切り壁側には木製ベンチと青色ベンチ。マッサージ機、アナログ体重計、身長計。それと小物飾り物が多数。番台の頭上にはキューピー人形1個連隊と犬数匹。番台対面、エアコン上には狸の置物と鯉の皿。脱衣ロっカーの上にも日本人形他あれこれ。他にもドラえもんやら風鈴ずらっや祭りウチワと阪神ウチワ。おまけに銭湯の由来が書かれた額入りや、これまたぺたぺた張り紙や・・・あー、多すぎて覚えきれん。

 それでは浴室へと。浴室はこじんまりとした雰囲気ながら、ちょっと変わった浴槽があれこれ。男女間仕切壁側、手前からブクブクの薬湯、半円形を分け合った深と浅。浅内には、壁側両端からそれぞれ1本づつ超音波ジェットが。その奥には打たせ湯だが、これがいきなりボックスタイプの変わりもの。さらに浴室手前側には、スチームサウナと水風呂と。

 浴室の構造は、各種浴槽が男女間仕切壁側、反対側に洗い場。その間には島カラン。男女間仕切壁上には、造花の蔦が覆い、本物か雁物がわかりにくい鉢植えがいくつか、その間からにょきっと照明が出ている。湯船に漬かりながら上を見上げると、なんだかジャングルの中の施設とか、植物園の中とかにいる気分になってくる。なんのこっちゃ、というところですが、これもまた銭湯の異次元パワー。脱衣所の置物パワーと相まって、不思議な気分の銭湯体験。

 

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