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都営浅草線本所吾妻駅から浅草通りを西、すぐの三叉路の信号を北へ上がり、１つ目筋を東へ少し入った南側。ビル型銭湯？のように見えるのだが、そうではないみたい。正面玄関とコインランドリーが並んでおり、その黄色いテントには「遊湯アメニティー リラックスバス墨田湯」との文字。おお、なんとも楽しそうではないですか。短い暖簾をくぐると下足場、引き戸を開けると番台、脱衣所。 落ち着いた雰囲気の脱衣所。ちょっと低めの天井は、改装された板張りで今風の格天井。床はきれいなフローリング。外壁側に脱衣ロッカー、中央に島ロッカー。間仕切り壁側には大きな鏡、マッサージ機や血圧計。浴室入口前にはコイン洗濯機とアナログ体重計が入口を挟んでそれぞれ。飲料類の冷蔵庫もあり。 そして浴室へと。おお、正面奥にどどーんと描かれたるは、見事な富士山ではあーりませんか。「23.7.9ナカジマ」との署名付きだ。いきなり、お見事な銭湯アートで圧倒される。その富士山バックの空間は、ややこじんまりとはしているが、浴槽や壁床まど改装されておりきれいな造り。天井は２段式で水色に塗られているが、こちらも塗られてそれほど経っていないのか、きれい。 奥の壁側に一直線に浴槽が並ぶ。間仕切り壁側から、ブクブク気泡湯の漢方薬風呂。その隣には超音波気泡風呂ジェットの肩たたきのショルダーバスが１つ、座り風呂のリラックスバスが１つ。そしてブクブク気泡湯の浅。薬風呂は「ぬるめの湯」との但書き付き、確かにぬるめで長湯ができるタイプ。気泡風呂の浅の壁には、ライオンやラクダやキリンやクジラの可愛らしいミニイラストタイル、英語表記で名前が書かれている。洗い場のカラン、両壁側と間の島カラン１列両側、それぞれ５つづつ、両壁側の入口側の１つはいずれもホース付きのシャワーだ。さらにその両側には、立ちシャワーが１つづつあり。 正直、地味目な外観ではあるが、中はきれいで明るく楽しい銭湯。おまけに富士山まで拝めるのだから、いい感じ。東京の２大観光スポット、浅草寺と東京スカイツリーのいずれにも近く、観光途中のアクセスも悪くない。汗かいたら流しませんか、銭湯で。 |