白浜温泉
 
【住所】 兵庫県姫路市白浜町甲840−1
【営業時間】 16:00〜20:30 
定休日】 毎週日・水曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】
【最寄り駅】 山陽本線白浜の宮駅から徒歩7分
 


 当サイトのBBSに常連の方から、「釜が老朽化で赤信号」との情報をいただいた(シロヤギさん、感謝です!)。いつか行こうと思ってはいたが、なかなか機会もなく今まで行けずじまい。しかし、こうとなれば行かねばなるまいと、久しぶりに山陽電車。白浜の宮駅についたときには、もう日も暮れてしまい、おまけに雨も降っているし、周辺散策はできないなと。大きな神社もあるようだが、またの機会ということで、とにかく駅から南西へ向かい、まっすぐに白浜温泉を目指す。 

 さてたどり着いたる白浜温泉、建物の裏手に出た。暗くてわかりづらかったが、なんと煉瓦造りじゃないですか。これは渋いなぁと感心しながら正面へ。これまたレトロチックな外観で、ため息一つ。玄関口の両壁の間から樹木が茂る。玄関上には屋号が書かれているのだが、屋号ロゴは古くて欠けまくっている。暖簾をくぐると、こじんまりとした下足場。正面には、簾に絵手紙がたくさん貼られてて、ちょっとしたギャラリー風。なんとも可愛らしい。

 引き戸を開けて中へと入る。少々高めの番台、そして脱衣所。シンプルな脱衣所で、あまり物が置かれておらず、すこーんと空間が広がっている。フローリングの床がいい感じ。面白いのは、番台の前上に冷蔵庫が置かれていること。こちらからは取れないので、番台の女将さんに頼むのだろう。そしてその番台正面奥には神棚が祭られている。脱衣ロッカーはよくあるタイプだが、その下側には籐だったりプラだったり、タイプ違いの脱衣籠が並べられている。

 それでは早速、浴室へ。こじんまりとした素朴な雰囲気の浴室。中央やや仕切り壁側に深と浅、反対奥壁側に電気風呂。深には浴槽内に座ることのできる段差付きで、超音波ジェットが1つ。浅にも超音波ジェットが1つと、ブクブクの気泡付き。電気風呂は浅く、かなり低い位置に左右高さ違いで電気板。楕円形の浴槽というのも、電気風呂としては珍しいか。奥にスチームサウナの部屋があるが、残念ながら使用不可だ。

 床にはカラフルなミニタイルがびっしり。天井は水色に塗られ、中央に湯気抜き。洗い場のカラン、仕切り壁側はシャワー付き、反対壁側はシャワーは付いているがお湯は出ない。それと見所1つ、奥の壁になんと富士山のタイル絵だ。縦8枚×横16枚の銭湯アート。これはなかなかの逸品だ。

 さて、脱衣所に一枚の張り紙。「釜が壊れていつまで持つかわかりません」という趣旨の内容。55年続けられているそうだが、風前の灯状態?なのか。「ぎりぎりまでがんばります」との頼もしくも切ないお言葉。地元の方々には寂しいもんでしょうね。一者物がどうのこうの言うものではないとは思うが、一日でも長く営業続けられるよう、お祈りします。

 

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