【住所】 | 長野県松本市大手3−6−3 |
【営業時間】 | 15:00〜22:00 |
【定休日】 | 毎週月曜日 |
【入浴料】 | 大人¥380 中人¥150 小人¥70 |
【設備】 | 深、浅 |
【最寄り駅】 | JR中央線松本駅から徒歩約10分 |
長野県は松本市。信州松本、松本城の城下町だ。その松本城から数分のところにある銭湯。JRの松本駅の東側、お城口から駅前通りをずんずんずん、深志二の交差点を松本城に向かって北。松本城の手前2つめ筋を西へ入り、突き当りを南へすぐのところ。いやあ、立派な外観の銭湯だ。大正モダンな白壁に屋号や紋章。正面には大きな木、そしてこじんまりとした間口。これはこれはこれは・・・いやでも気分が盛り上がる。 中へ入ると下足場、そしてさらに引き戸を開けて、番台、脱衣所。これはこれはこれは・・・いやでも気分盛り上がらずにどうするか。時間遡りっぱなしのレトロ空間。低めの天井からは3枚羽根の天井型扇風機。床にはカーペット。外壁側に脱衣ロッカー、これが木造りで中央に漢数字の書かれた年代物の逸品。さらにそのロッカーの上側、網戸で蓋をされた常連用のロッカーがずらりと並ぶ。この光景は圧巻だ。丸型の脱衣籠もあり。中央には丸テーブルと椅子、番台横手にはマッサージ機、浴室入口前には背丈の低いアナログ体重計。どれもが時代感覚を喪失させるアイテム揃いだ。 さてそれでは浴室へ。こちらもレトロ感覚たっぷり空間。天井は2段式の東京スタイル。入口側から中央に洗い場のカラン、これも東京スタイル。カラン数、外壁側5つ、間仕切壁側4つ、間の島カラン量側に3つづつ。島カランにシャワーや鏡は無くカランのみ。浴槽は奥の壁側。シンプルに、深と浅の2槽。深は横長で、お湯は熱い。浅は、深ほど熱くはなく適温だ。その深と浅の境目あたりの壁側には溶岩が配され、水がちょろちょろ。飲水用なのか、コップが置かれていた。 さて湯上り後、あらためて脱衣所。そこで壁に貼られた説明書きが目に入った。ここのお湯、塩湯鉱泉と言うらしく、塩類泉として古くから多くの人々が訪れているとのこと。そういえば、手元にある日帰り温泉本にも温泉銭湯として紹介がされていた。よくはわからないのだが、とりあえず温泉施設としてカウントしましょう。それにしても、レトロ銭湯としては最高だ。5つ星。 |