新町温泉

【住所】 兵庫県川西市小花2−15−19
【営業時間】 16:00〜22:30 
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥380  中人¥130  小人¥60
【設備】 深、浅、超音波気泡風呂、スチームサウナ
【最寄り駅】 阪急宝塚線・能勢電鉄川西能勢口駅から徒歩8分



 阪急もしくは能勢電の川西能勢口駅から南東。アステ川西の南側、国道176号線を池田方向に向かい、途中路地を南へ入って少々行ったところ。通りには大きなマンションが見えるし、こんなところにお風呂やさんがあるんかいな・・・と思い歩いていると、おっとびっくり、なんとも味のある外観の銭湯が。

 白壁に、正面玄関の頭上を庇のように伸びている松の木。これはすごい、なんともいえない風情が漂う。松の枝の間から屋号が見える。正面を見て右側の白壁上には、直接書かれた温泉マークと屋号とお風呂名。建物横側からは、にょきっと胴体太ペンシル型煙突。

 暖簾をくぐると下足場だが、正面の番台後ろ側の窓ガラスが大きくて、中がちょっと見える。扉を開けると少々背の高い番台。脱衣所の男女間仕切壁は木の質感に大きな鏡が2枚並びレトロな感じ。中央には台所用のようなミニテーブルと囲んだ椅子が4つ。隅には、古いタイプのマッサージ機、アナログ体重計。内庭があり、鉢植えなどがあれこれ並ぶ。

 さて浴室へ。こちらは広々としており、外観から受けるほどの古さはあまり感じない。中央から奥にかけて、深と浅の主浴槽が設置。深は広く、間仕切壁側に超音波ジェット2連の座り風呂を併設。浅も底からぶくっぶくっと、ひかえめながら気泡。浴底タイルが黄緑色で、お湯の色まで色付きに見える。そして奥には、スチームサウナもある。

 湯上り後、あらためて正面玄関の前に立ち、外観を眺める。いや、それにしてもいいなぁ、この松。生え方が素晴らしすぎる。周りのロケーションを考えると、まさに貴重な銭湯。いつまでも、残るべきです。

 

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