新月湯
 
【住所】 東京都豊島区池袋本町4−25−1
【営業時間】 15:30〜24:30
定休日】 毎週火曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80  
【設備】 深、浅
【最寄り駅】 東武東上線北池袋駅から徒歩約3分
 


 東武東上線の北池袋駅から北側。改札から西へ出て100メートルほど行った先の通りを北へあがり少々。民家の間から見える煙突がニョキッ。その通りに、和風建物のレトロ外観の銭湯が、何気なくさりげなく佇んでいる。正面玄関の両側には塀、そこから樹木が伸びている。ダブルで「ゆ」の暖簾をくぐると、正面に傘立て、両側に下足場。引き戸を開けると、番台があり、そして脱衣所だ。

 これまた、レトロ感たっぷりのタイムスリップ空間が現れる。天井は高く折り上げの格天井、そこから3枚羽根の天井型扇風機がぶら下がる。番台の対面上には柱時計。大きなノッポの古時計おじいさんの時計。床は磨き抜かれたフローリング。ささやかながら内庭があり、そのガラス戸の前にはイスが並べられている。外壁側に脱衣ロッカー、中央には島ロッカーが2つ。間仕切り壁には大きな一枚ものの鏡。浴室入口前には、大きなアナログ体重計。何もかもが、昭和の残照だ。

 それでは浴室へ。こちらもまた、伝統的東京銭湯スタイルの懐古系空間。天井は高く2段式、縁は水色に塗られ、他は白色だ。正面奥壁、本来ならペンキ絵が描かれているだろう場所には残念ながら水色に塗られているのみ。昔はここに富士山があったのかなぁと、在りし日に思いを馳せる。しかしその下側には、鯉の滝登りの雄大なタイル絵が。いきいきと躍動感のある鯉達の絵柄、いいじゃないですか。

 そのタイル絵をバックに浴槽が一直線。深と浅、というシンプルな構成。それぞれ大きめの湯舟に、超音波ジェットが深1本と浅2本、噴出付き。東京銭湯には珍しく、お湯はそれほど熱くなく、ゆっくり浸かっていられる。洗い場のカランは、中央から手前にかけてずらり。間仕切り壁側から5つ、島カラン2列両側と外壁側それぞれ4つづつというカラン数。外壁側入口横手には立ちシャワーが1つあり。

 レトロトロトロトーロトロ、時間空間飛び越えて、やってきました「新月湯」。てなわけで、好きな方は要チェックの銭湯だ。末永く、お元気で。
 

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