島原温泉

【住所】 京都府京都市下京区西新屋敷中堂寺町69
【営業時間】 14:30〜24:30 
定休日】 毎週金曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、超音波気泡風呂、電気風呂、水風呂、サウナ
【最寄り駅】 JR山陰本線丹波口駅から徒歩7分



 かつて花街として栄えた島原地区。東側入り口の島原大門などに、昔の面影が偲ばれる。今は静かな住宅地のその中に、ずばり屋号が「島原温泉」。島原大門から東側2つ目の辻を少し北へ入ったところ、銭湯の暖簾が掛かる。

 こじんまりとした玄関口、赤字で屋号。掲げられた縦看板には、屋号の横に小さく括弧して「旧千鳥湯」と書かれている。どうやら以前と屋号を変えられたらしい。暖簾をくぐると下足場。そしてなんと、その前の扉は自動ドアだ。
 
 しかし中は期待どおりのレトロ空間。番台があり、その頭の上には神棚が祀られている。その向い側には、マネキ猫や笹など飾りものがあれこれ。横手には、2階へ上がる階段。天井には天井型扇風機、ぐるんぐるんと回っている。けっこうな風量で涼しい。籐籠が積まれ、イス型マッサージ機が2機やアナログ体重計などが目に付く。間仕切り壁には大きな鏡、その前にはベンチ。そのレトロチックな中に、飲料とビールの自動販売機が1台づつ置かれている。

 そして浴室へ。浴室入り口は瓦が施された庇付き。中はこじんまりと、しかしコンパクトに各種浴槽が設置。間仕切壁側にずらり、手前から水風呂、超音波気泡風呂寝風呂ジェット1つとぺたんと座り込むジェットが1つ、深、電気風呂、と並ぶ。さらに浴室入り口横にはサウナが。

 そして浴室奥には、瓦の庇が掛けられた「ラヂウム温泉」と書かれた岩風呂が。その積まれた岩の上には、なんと観音様像が佇まれているではありませんか。恵那温泉のラヂウム鉱石を入れられているらしいこの岩風呂、観音様に手を合わせながら入浴だ。

 そして湯上り後は、ぐるんぐるん回る扇風機の下で、しばしくつろぐ。自分が空間に溶け込んでいくようで、なんとも心地良い。また、マイルドウォーターという浄水も飲料用にサービスされている。岩風呂の観音様に感謝しながら、この余韻を楽しみましょう。

 

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