 |
東京観光どこ行こうと言うと、まず名前があがるのが東京スカイツリー。東京転勤になって早１年６ヶ月、わたしゃ未だ登っちゃおりません。なんせ高いところ苦手だもん。通天閣以上は無理なんすわ。しかし、何度もその前は通ってますよ、住んでいるところと近いから。などと、個人的なことはさておいて、そのスカイツリーを擁する都営浅草線の押上駅の南側すぐ、銭湯ですよ、さくら湯さん。 業四市場商栄会てな、ちょっとした商店街のような界隈に銭湯だ。３階建て建物１階のビル型銭湯、白と青の庇にポップに屋号ロゴ。その正面玄関の横手、なんと富士山のペンキ絵が飾られているではないか。しかも「ナカジマ」との署名入りだ。富士山の上に屋号の暖簾が描かれ、「さくら湯」の「湯」のところには、本物の暖簾が付けられている。いあや、なんとも洒落た逸品だ。 入ると下足場、そして自動ドア。フロント式でロビーのある今風仕様。ロビーには飲料類の冷蔵庫などの他、血圧計が置かれているのが、この年齢には有難い。フロントで入浴料を払うと、代わりに脱衣ロッカーの鍵を。それを持って脱衣所、同じ番号のロッカーを使う。天井は低め、床Ｈフローリング。間仕切り壁がコンクリ風の壁紙が貼られているのが面白い。中央には長椅子が２つ並べられた、くつろぎスペース。間仕切り壁側にも長椅子、そして足ツボマッサージ機。浴室入口前には、アナログ体重計やマッサージ機、そして何とメガネクリーナーなどという、他では見たことがないものも。 それでは浴室へ。明るくきれいな浴室だ。ビル型銭湯の宿命か、天井は低め。外壁側には花のイラストタイル。洗い場のカラン、中央に６角形カランが２つ、奥壁側に６つ、外壁側に４つ。そのイレギュラーな配列が新鮮。間仕切り壁側には、各種浴槽がずらり。まず手前側に、別室になったミスト風呂。森林浴と名付けられている、細かいミストが噴出されている室内に浴槽が１つ。そのミスト室から奥に向かって、中温風呂のブクブク気泡湯、超音波気泡風呂の座り風呂とショルダーバスが１つづつ、隣は高温風呂という熱めの湯、そして薬風呂。間仕切り壁側の浴室入口手前側には、水風呂とサウナもある。 と、あれこれ設備が整った、きれいで快適な銭湯。店を出ると、前の道路が濡れていたため、あれ、雨降ったんか？と思ったのだが、さにあらず。なんとこの玄関上からミストが噴出しているではありませんか。入浴時、酷暑の夏。こんな仕掛けまで用意している、素晴らしき銭湯。感心しました。 |