桜館
 
【住所】 東京都大田区池上6−35−5
【営業時間】 12:00〜翌日1:00  土・日・祝日 10:00〜翌日1:00
定休日】 不定休
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80  サウナ¥100  
【設備】 超音波気泡風呂、気泡風呂、電気風呂、水風呂、サウナ、スチームサウナ
【最寄り駅】 東急池上線池上駅から徒歩約5分
 


 池上本門寺の最寄駅、池上駅の南側。駅前から延びる池上東口商店街の通りを南へほいほいと。400メートルほど行ったところの信号を西の辻へ入りちょっと。まずは看板が目に入ったのだが、これが理容店のビルの上にかかっており、あれれ、なんかやな展開・・・と一瞬不吉な思いが脳裏をよぎったのだが、なんのことか、その横手には大きな大きな外観で「桜館」と銭湯離れしたような屋号の建物がどかーんと佇んでいた。

 その理容店の建物と後ろ側の建物、みな「桜館」なんやらかんやらと書かれた店舗のビルで、みな姉妹店?てな具合。なんというか、スーパー銭湯に組み込まれているような施設が別々の建屋に分散されているような。それぞれのところはリサーチしていないので詳細はわからないが、とにかくこの桜館、規格外の風格を感じるような銭湯だ。

 暖簾はかかっておらず、外から下足場がよく見える。そこから自動ドアで中へ。入浴券は券売機で購入。当然のようにフロント式、ロビーのある今風仕様。フロント前には広めのゆったりスペース。浴室は男女日替わりで「壱の湯」「弐の湯」の2つに分かれており、それぞれ設備が違うよう。当日、男湯は「壱の湯」。とりあえず、こっちで話を進めさせてもらいます。

 フロントの両横にそれぞれ入口が分かれており暖簾が架かっている。壱の湯右側、弐の湯左側。暖簾から入ると脱衣所。あっさりとシンプルなレイアウト。変わっているのが間仕切壁側に一段あがる場所があり、そこにドレッサーが1つ設けられている。なんとなく、そこを利用すると目立ってしまようなシチュエーションだ。

 そして浴室へと。中央から手前にかけて洗い場のカラン、奥壁側に各種浴槽あれこれという東京スタイル。しかし、そんな簡単に東京スタイルで済まされるようなものではないところが桜館。奥の壁側ずらりの浴槽、まずはさら湯の電気風呂と気泡風呂、超音波ジェット2連のペタンと座り込むタイプというもの、そしてその隣には天然温泉の黒湯。

 大田区名物、黒湯ですよ、黒湯。それもかなり真っ黒けのかなりの濃度の黒湯。ブラックコーヒー濃縮タイプ、だいたい5センチほど沈むと見えなくなるような透明度。つるすべっとしたお湯で、肌に絡むような浴感があり。その浴槽の前には、こじんまりとした足湯。これは本当に珍しいでしょう、浴室内に足湯だ。銭湯では初めて見たが、今後も出会えるかどうかは不透明。この足湯は水足湯、しかしこれもまごうことなき足湯だ。

 そしてもう1つ、奥の壁がガラス戸で入口があり、その向こう側は露天のスペースが。横長の細いスペース、奥側には岩風呂造りの水風呂が。ちょっと広めでゆったりしている。そして階段があり、それを上がると2階にスチームサウナが。さらにその上に上がる階段があるのだが、上がった先は閉じられていて進めなくなっていた。

 とまぁ、黒湯の天然温泉、そしてその他浴槽設備充実の娯楽系銭湯。それと、まったくの不注意だったのだが、帰宅後にネットであれこれ見ていると、なんと2階に飲食スペースがあったようだ。飲み食いあれこれ、湯上り後の楽しい一時を過ごすことができたよう。うぇーん、しまった、しまったよぅ。でもそうか、次回「弐の湯」を入りにくればいいのか。でも来れるかな、もう1回。言っても、仮住まいの東京生活ですもんね、この私。などと思いながら、今、キーボード叩いています。とにかく弩級クラスの銭湯です。
 

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