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鹿児島市街と桜島を結ぶ桜島フェリー。片道航路１５分、もくもく煙をあげる桜島がどんどん近づいて見えてくる景観は壮観。桜島港に着いて、フェリー発着場から出てすぐ右側、道の駅や国民宿舎が並ぶ一角が。その敷地内に併設されている日帰り温泉施設が「桜島マグマ温泉」。 きれいな建物、中へ入ると、右手に畳敷きの大広間があり、その前に土産物売場が並ぶ。向い側にはフロントのカウンター、その両脇から男女それぞれの脱衣所へ。料金は、入り口すぐのところの券売機で入浴券を購入、フロントへ渡す。それにしても、この大広間はいいですよな、湯上り後はごろーんとなるぞ、絶対なるぞ、なってみせるぞと、自分に言い聞かせながら浴室へと。 錦江湾に面した浴室は、対岸の鹿児島市街もうっすら見える優れもの。みな海を眺めながら、窓側を向いて湯に浸かる。その窓側に面した広い浴槽、２つに分かれていて、片方はナトリウム・塩化物泉の茶褐色の湯、もう１つは普通の湯で、超音波気泡ジェットやぶくっぶくっの気泡湯。そして入り口横手にはサウナ、その前には水風呂も。 いろいろ設備のある温泉施設だが、やはりメインは大浴槽の天然温泉。茶褐色の湯は、舐めると塩分と鉄分を感じる湯。臭いは特にしない。給湯口には茶褐色の堆積物がたまっており、指でなぞるとごそっとすくえる。浴感はすべすべ、気持ちが良い。さすが「マグマ温泉」をうたうだけのことはあり、満足できる湯だ。 |