栄湯

【住所】 奈良県五條市須恵1−11−15
【営業時間】 16:20〜22:00 
定休日】 毎月6、12、18、24、30日
【入浴料】 大人¥380  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、超音波気泡風呂
【最寄り駅】 JR和歌山線五条駅から徒歩5分



 さて五條での銭湯巡り、時間と交通費をかけてせっかく来たのだから、もう1軒行かずにはおられまい。五条駅を出て1本東へ入る商店街の筋をしばらく。通りに面して、ちょっと引っ込んだところに、銭湯の暖簾を発見。典型的な日本家屋の正面玄関、暖簾の横には切り株に縦書きされた屋号の大きな表札。葵?の家紋まで入っていて、なんとも渋い。そして暖簾の向こう側、下足場がけっこう奥へ長い。

 その下足場、かなりのスペース。手前に女湯用下足箱、奥に男湯用下足箱。正面に対して左側に入り口、引き戸を開けて中へ。番台があるが、店主はすぐ横のソファに座っておられた。その脱衣所、まず目につくのが、大きな漢数字の入った木製ロッカー。これは渋い。。それと、壁の上に、額入りの写真やら絵やらがあれこれ。サイン色紙のようなものもある(内容未確認)。

 番台対面上には立派に祭られた神棚。手前には提灯が飾られている。そしてアナログ体重計やマッサージ機。中央には新しめの木の腰掛台。間仕切壁側には、なぜかあちこちの貴重な?石がずらり。それぞれ名称と産地が書かれている。残念ながら僕には、なんのこっちゃなのだが、「天川」と書かれていたのが気になった。

 それでは浴室へ。こじんまりとした空間に、浴槽が3つ。まず中央近くに主浴槽の浅、隣接して間仕切壁側に深、奥に向かって超音波気泡風呂。浅には浴槽の縁に裸婦のオブジェ、手に掲げた水瓶の中からお湯がざざざー。深のお湯はやや熱く、調整用に水道のカランもついている。超音波気泡風呂は、超音波ジェット2連と、ぺたんと座り風呂個人仕様になったジェットが2連。

 少々経年劣化が気になるところもあるが、けっこう明るい雰囲気も感じられる銭湯。水瓶を抱えた裸婦像など、ちょいと面白い見所も。大阪からだとなかなか遠くて、また次に来る機会は難しいが、このままがんばって営業を続けていただきたいと勝手に思う。無責任ではありますが、それだけ印象深いのです。それでは。

 

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