【住所】 | 福井県敦賀市津内町2−9−5 |
【営業時間】 | 15:30〜22:00 |
【定休日】 | 毎週水曜日 |
【入浴料】 | 大人¥400 中人¥120 小人¥60 |
【設備】 | 深 |
【最寄り駅】 | JR北陸本線敦賀駅から徒歩12分 |
とある冬の日、福井県は敦賀市。街中散策、そろそろ佳境。と言っても銭湯巡りなわけですが。JR敦賀駅近辺には3軒の銭湯、とりあえず全部入るぞーってなわけで、最後の1軒が「サフラン湯」。屋号がすごく印象的、サフランって花やんな?なのだが、その関わりは不明(聞いていません)。JRの敦賀駅から駅前通りを進み、国道8号線の白銀交差点の西側の大きなショッピングセンターを越えた信号のある角を北へすぐ。2階建て民家の1階、中央玄関に白い庇のテント、その下にゴッシック体のようなフォントで屋号、そして男女それぞれの暖簾。その玄関口の両横にも庇のテント、それぞれ「男湯」「女湯」と書かれている。そして玄関前には、「いらっしゃいませ」とともに営業時間が書かれた立て看板が。 上着を掛けながらふと横の壁を見ると、おお、宇宙戦艦ヤマトの大きなポスターが貼られているではないか。その隣にはマリリン・モンロー。ついでに浴室前横には昔の宮沢りえのポスター。あれこれ賑やかだ。脱衣は、脱衣ロッカーと籐の丸かご。この丸かごも敦賀の定番だ。脱衣ロッカー前にはベンチとテーブル。間仕切り壁の上には常連だろうお風呂道具が置かれている。その前にはアナログ体重計。他にも招き猫の絵画額入り。それとこの家の子供か孫かの女の子が書いたらしい習字が貼られているのがなんとも微笑ましい。 そして浴室へと入る。これはシンプル、超シンプルな空間。中央に楕円形の小判型浴槽が一つのみ。お湯はけっこう熱く、冷えた身体に染み渡る。少しづつ身を沈め、なんともこれが気持ちいい。洗い場のカランは両壁と奥にそれぞれ。間仕切り壁側にはシャワーは無い。カランの上側には窓があるが、布で覆われている。床はシックなタイルで統一。天井を見上げると、縦長の湯気抜きが見える。 湯上り後、ベンチに腰掛け、しばし余韻。熱いお湯で身体ポッカポカ、温かい脱衣所の空気で心もポッカポカ。お店を出るとき、「お気をつけて!」との女将さんの元気な声。女将さんの愛想の良さは特筆ものだ。だからだろう、お客さんも次々訪れ、とても活気のある雰囲気だった。 さて余談だが、宇宙戦艦ヤマトのポスターで思い出したのだが、敦賀駅から続く国道沿いの大通りの商店街には、松本零士の宇宙戦艦ヤマトと銀河鉄道999のオブジェがずらーりと並んでいる。スターシャ、アナライザー、佐渡酒造、星野哲郎、メーテル、キャプテン・ハーロックその他・・・それもストーリー展開に沿った名場面の再現だというから驚きだ(しかも解説付き)。片っ端から写真を撮ったのだが、全部撮れたかどうか自信なし。というくらい、たくさん並んでいる。敦賀名物?なのかどうかはわからないが、このキッチュさは笑える。話のタネにどうぞ。 |