六郷温泉
 
【住所】 東京都大田区仲六郷4−19−2
【営業時間】 10:00〜22:50
定休日】 月曜日、第4月、火は連休 (祝日は翌日休み)
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80  
【設備】 黒湯深、黒湯浅、超音波気泡風呂、気泡風呂、水風呂、サウナ
【最寄り駅】 京急京急線六郷土手駅から徒歩約1分
 


 京急線の六郷土手駅。土手ってなんちゅう駅名やねん、と思いながらホームへ降りると、ほんまに土手が見えるやないですか。多摩川の鉄橋も目の前。その下では、ゴルフの打ちっぱなしをしてますよ。そんな駅を出て、左手の向かい側に看板。矢印の示す辻に入ると目の前にお目当ての六郷温泉。「一日御静養」と書かれた看板の横に、文字が消えかけた看板。なんか、この一画が異空間のようだ。ここだけまさに銭湯空間。

 その奥側にきれいな入口。大きく「ゆ」の字とともに屋号。暖簾は架かっておらず、その先は下足場。自動ドアから中へ入ると、犬のオブジェがお出迎え。奥にフロント、手前側にロビー。ロビーにはテーブルが置かれ、両側にイス。テレビももちろん。きれいで快適な空間だ。

 フロント横の暖簾をくぐり脱衣所へ。広いスペースは2層のように分かれていて、脱衣スペースと、手前3分の1は休憩スペースになっている。脱衣ロッカーは外壁側と中央に島ロッカー。島ロッカー上には鉢植えの花。浴室入口前にも脱衣ロッカー、こちらは「ゴルフ・テニス・野球用具が入る」と書かれていて、なるほど土手仕様か。球形スペースには、大きな丸テーブルにイス、。にはマンガ本が多数、北斗の拳ありますよ。他には、籐の脱衣籠が積まれていたり、洗濯機が2台あったり、仰向けに寝転び用マッサージ機があったり。

 それでは浴室へ。奥壁側と外壁側に各種浴槽が並び、手前側に洗い場のカランがずらりと並ぶレイアウト。天井を見上げると、2段式で水色に塗られている。壁のタイルは白タイルに黄色や緑色が混ざる。洗い場のカランは、間仕切り壁側に7つ、島カランが2列で1列目両側に6つづつ、2列目は片側のみ6つ。この島カランのシャワーが変わっていて、1列目は両側合わせて1つでそれぞれ向きを変えて使用するという変り種。2列目は4つのみのシャワーで2つは無し。その片側は西洋の港町のイラストタイル。

 そして各種浴槽。これがなんと東京名物の黒湯だ。奥壁側の間仕切り壁側から黒湯の浴槽が2つ。浅と深。浅には座るスペースが浴槽内に3つ、1つは肩タタキのノズルが出ているが使用はできないよう。深は、ブクブク気泡湯が壁側に1列に、そしてこちらにもなぜか座るスペースが2つ。その隣は通常のお湯、低温風呂と書かれているが適温で、両端に座るスペース、外壁側のみ超音波気泡ジェットが2連。外壁側、高温風呂と書かれた少々熱めのお湯で、ブクブク気泡湯付き。そして水風呂、これまた黒湯(水)。こちらは濃度が濃く、壁には源泉100%の文字。とろーりとしたお湯で、まったりとした浴感。そしてサウナもあり。

 上手く表現ができていないが、なんだかんだと変わったところ多々、いやこれは楽しい銭湯。おまけに天然温泉の黒湯、特に水風呂は濃さはうれしくなる。なかなか個性派だ。駅からすぐのところ、異空間のごとく佇む温泉銭湯。覚悟して行くべし。
 

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