大田黒湯温泉
 
【住所】 東京都大田区西蒲田6−5−17
【営業時間】 15:00〜24:30
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥450  中人¥180  小人¥80  
【設備】 深黒湯、超音波気泡風呂、気泡風呂、露天風呂
【最寄り駅】 JR京浜東北線蒲田駅から徒歩約10分
 


 蒲田行進曲のテーマ音楽が流れるJR京浜東北線蒲田駅。この蒲田駅の西口を出て、駅前通りを北西へ、大城通り商店街のアーチを通ってしばらく、300メートルほど行ったところを西の辻へ入り、うねうねっと通り沿いに行った先の北側。こじんまりとした正面玄関の後ろ側に和建築の屋根、その上に煙突が延びる。板に書かれた屋号の看板、そしてオリジナルの屋号暖簾。くぐるときれいな下足場。そして自動ドアから中へ。フロント式でロビーのある今風仕様の銭湯だ。

 フロントの前面左右に広がるゆったりとしたロビー。両側にそれぞれソファとテーブルが置かれているという変わり種。片方にはカリフォルニアの海岸沿いのようなイメージの大きな写真が壁いっぱいに掲げられている。もう片方、こちらはなんと外側が庭。この庭が、これがもう立派というかなんというか。溶岩が積まれて松の木がいっぱい、大きな灯篭、そして池。池の中には大きな鯉がたくさん、ゆうゆうと泳いでいる。これはすごいね、なんとも贅沢。ため息が出る。それとフロントの上側にはステンドグラスになっている。

 脱衣所へ。先ほどの庭、こちらから出ることができる。縁側がなんとも気持ちいい。天井を見上げると、これがまた立派な格天井。そしてその升目の中に絵が描かれているという超贅沢仕様。この絵が6つ、まるで天井絵で有名な寺院のようだ。床はぴっかぴかのフローリング、これまた気持ちがいい。。中央にはどっしりとした木のベンチ。浴室入口前には大きなアナログ体重計。

 そして浴室へ。湯煙り立ち込める空間に、中央から手前にかけて洗い場のカラン、奥の壁側に浴槽が一直線。天井は2段式で水色に塗られた東京スタイル。奥の壁、お花畑のような絵柄のタイルが貼られ、その上側にはペンキ絵、「立山のぞむ特急席、富山県」。カラン数は、間仕切り壁側に3つ、外壁側5つ、間の島カラン2列の両側5つと6つ。立ちシャワーは間仕切り壁側に3つ並ぶ。

 奥の壁一直線の浴槽、ぶくぶくの気泡湯と超音波気泡ジェット2連の座り風呂、そして黒湯。そう、ここは蒲田の天然温泉、名物の黒湯だ。固めたらコーヒーゼリーのような真っ黒なお湯、10センチほど沈めばもう見えない。さてそれではあがろうか・・・と思っていると、外壁側にドアが1つあるのに気がついた。ありゃま、危ない危ない、もう少しで見逃すところだった、なんとそのドアの向こう側は露天風呂ではありませんか。ちょっと広めの浴槽には、これまた黒湯だ。ただ、黒度が奥壁の浴槽より薄め、20〜30センチほどの視界度だ。

 ここのウリモノは、なんといっても庭、そして露天風呂、それと脱衣所の格天井か。この3点とも、なんとも素敵で贅沢な逸品だ。こりゃ行かなくっちゃいけないでしょう、損しますよ人生。絶対そうだ、と強く主張。
 

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