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近鉄大阪線の恩智駅。その東側、高架沿いののんびりとした通りを東、小さな川の１つ手前の通りを南へ。民家の並ぶ通り、横長外観の銭湯がどどーん。 赤い屋号ロゴがポップなフォント、「恩智温泉。」と、なんと「。」までついている。「いいお湯あります。」と、オリジナルの暖簾。その暖簾に、「創業昭和３９年」、うむむ、なんとも重いお言葉。その両側には、「サウナ」「入浴料金」のそれぞれの看板。 暖簾をくぐると、広い下足場。手前の床、鉢の中に金魚が数匹。正面には、「大入り」の額。 番台、脱衣所。番台対面のテレビの上、黄金のマネキ猫と、七福神と俵３つ。男女間仕切壁の上には、ぐるぐる回る巨大扇風機。その下側に、だんじりのミニチュア。内庭もあり、その前にはマッサージ機、そして小さなデジタル体重計。脱衣ロッカーは、オレンジ系とグリーン系の２色が交互にカラフルに。 そして浴室。こちらはきれいに改装されており、シック加減な模様のタイルがいい感じ。各浴槽はワンユニットであれこれと。深、浅、電気風呂、超音波ジェット椅子タイプが１つと、ぺたんと座り込むタイプが２連。手摺りがたくさんあり、その心配りが心憎い。そして浴室奥には、サウナと水風呂。 脱衣所の、ちょっと懐かしさを感じる雰囲気と、浴室のきれいな今風仕様とのコントラスト。それが微妙に上手く融合されていて、全然違和感を感じない。昔ながらの雰囲気をキープしつつ、コンパクトながら十分な設備を提供。お店の心意気が感じられる。いいですね、いいですほんと。感心いたしました。 |