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湘南モノレールの富士見町駅から徒歩約２分。駅を降りて通りを南へすぐ、スーパーの前、郵便局の奥。とか言うてますが、ＪＲの大船駅から、ちんたら歩いて参りました。ああ、遠い。おまけに経路をちょっと間違えて、大きく迂回することに。なんか知らんが、歩道橋まで渡りましたがな、あゝしんど。しかしそれだけに辿り着いた時の喜びっていったら、そりゃあもう。 ２階建ての上マンションの１階。壁に大きく「ゆ」の字が明るくポップにどでーんと。温泉マークも可愛らしい。建物上には高々と屋号の看板。奥まった場所にあるが、これなら外からでもよく見える。建物の向かって右側に玄関口、「ゆ」の暖簾が架かる。くぐると下足場、自動ドアを入るとフロント、その奥側にロビー。フロントにて下足箱の鍵を渡し、脱衣ロッカーの鍵を受け取る。フロントにはテーブルと長イス、窓側に腰掛台。飲料類の冷蔵庫あり。 フロント向かい側に男女それぞれの入口。中へ入ると、きれいな脱衣所。脱衣所入口横手側と外壁側に脱衣ロッカー、先ほどフロントで受け取った鍵の番号を使用する。脱衣用の丸籠も積まれているのだが、これやないとあかん、という常連さんもいるのだろうか。脱衣所中央には籐の長椅子。籐の椅子も２つほど。間仕切り壁側は洗面台で、その上側には大きな鏡。さらにその上には、神棚が祀られている。 そして浴室へと入る。こちらもきれいで整えられた浴室。こじんまりとした空間に、浴槽あれこれ。洗い場のカランは、間仕切り壁側に８つ、そのすぐ前側に島カランが縦に３つと２つが間をあけて、２つの裏側にも２つ。各種浴槽、外壁側から奥壁側にかけてずらり。間仕切り壁側、浴室入口手前側から、まず水風呂。その隣にワンユニットになった、ミクロバイブラの気泡風呂、隅の角っこ側に電気風呂、奥壁側に超音波ジェット２連の寝風呂が２連。その隣、ブクブク気泡湯付きの薬風呂。さらに入口横手側に別料金のサウナもある。 スーパーと郵便局に囲まれた、ぽこっと何気なく佇む銭湯。周りは住宅地、その中のまさにオアシス的な銭湯だ。僕の訪問時、入浴客も多く、手狭に感じられたほど。まさに町の社交場なのでしょうね。 |