新田浴場
 
【住所】 東京都大田区矢口2−5−12
【営業時間】 14:00〜23:30  日曜日 8:00〜11:00 14:00〜23:30 
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥460  中人¥180  小人¥80  
【設備】 気泡風呂、超音波気泡風呂、黒湯、薬湯、水風呂、サウナ
【最寄り駅】 東急多摩川線武蔵新田駅から徒歩約6分
 


 蒲田行進曲で有名な蒲田から東急多摩川線で2駅、武蔵新田駅。駅南側をずんずん行くと、その地名の由来とおり、新田神社という神社がある。太平記で名高い新田義貞公の第二氏、新田義興公を祀っているという歴史神社だ。その新田神社からさらに南へ少々、通りの西側に銭湯だ。横長、白い壁に明るくポップなカラフル模様あれこれ。向かって左側の入口上には英文字で屋号。横壁には人が風船を持っているシルエットのような模様で、風船部分に浴槽名。いやあ、こりゃ入ってしまいますわよ、間違いなく。

 玄関口、暖簾は架かっておらず、入るとやや広めの下足場。そこから自動ドアで中へ入ると、向かって右側にフロント、向かい側に男女それぞれの入口、奥に広めのロビー。そのゆったりとしたロビー、ソファにテーブルが並べられたくつろぎのスペース。飲料類の冷蔵庫あり。そうそう、入口入ってすぐのところにも飲料類、こちらは自販機が置かれている。

 フロント前の男女それぞれの脱衣所入口から。天井は高めでフラット、そこから球面に蛍光灯が入っている洒落た照明が3つぶら下がる。床は気持ちの良いフローリング。空間に余裕があり、開放感。脱衣所入口横手側には、脱衣ロッカーと、アナログ体重計や飲料類の自販機。外壁側から浴室入口横手にかけてL字型で縦長の新しいロッカー。サウナ専用?かと思われる。脱衣所中央の浴室寄りに長椅子と単品椅子とテーブルが置かれている。他に丸テーブルと丸椅子、マッサージ機なども。

 それでは浴室へと入る。おおお、これはこれはこれは。他ではあまり見かけないようなレイアウトの浴室。洗い場が、入口手前横以外の壁3面に、浴槽は中央から外壁側にかけて2列で構成という変則タイプ。天井は高く2段式でナチュラル、というのは定番ものだ。洗い場のカラン、間仕切り壁側9つ、外壁側5つ、奥壁側6つというカラン数。

 2列に配置の浴槽は、中央部分に3槽、手前からボコッボコッとお湯がえらいことになっている気泡風呂、その奥側に超音波気泡風呂ジェット2連の座り風呂、さらに奥側に水風呂。そして外壁側bの浴槽2列目は、手前が天然温泉の黒湯、奥側がブクブク気泡湯付きの薬湯。黒湯、視界10センチちょっとの濃厚なお湯、とろーりとした浴感でほんのちょっと塩味。まさか黒湯があるとは思っておらず、軽い驚き、こりゃうれしい。そしてその浴槽の上側に、半円形の飾り?があり、それをローマ宮殿風の柱が支えているという、これまたとっても変則的。

 とにかく、あれこれ驚いたり感銘を受けたり、インパクトのある銭湯だ。浴室の造りと構成、なんとも個性的だし。オンリーワンでオンリーユー、我が道を往く面白い銭湯。ぴぴっと来た人は、ぜひ。
 

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