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東京近隣、他府県へ行っちゃえ企画、埼玉県へ。まずはやっぱり大宮か、ということでＪＲ高崎線その他。駅の西口を出て、賑やかな駅前を北東に斜めに延びる道を数１００メートル、桜木町の交差点。その道路向かい側に、銭湯発見。いやいや、この都会のど真ん中で、この佇まい、たまりません。 どどーんと横長外観、印象的な屋根瓦のその下側は表に張りだしており、正面は壁、その左右横から玄関口。後から撮った写真を見て気づいたのだが、その正面上に青地に書かれた屋号の庇、なんか斜めになってません？向かって左側が上に上がっているような・・・これはご愛嬌。 入るとこじんまりとした下足場、そして木の引き戸を開けて中へ。番台、そして脱衣所だ。横にちょっと長めの脱衣所、外観の佇まい同様、時間が止まってしまったかのような空間。いや、止まってしまっている空間か。天井は折り上げの格天井、ちょいと濃厚な色合い。床はフローリング。番台横手に木のロッカー、中央には島ロッカー。脱衣籠もあり。脱衣ロッカーと島ロッカーの間に籐のイス。ガラス戸の向こう側には内庭、縁側にベンチと灰皿。 そして浴室へと。こちらも当然ながら時間は止まっているが、しかし全体的にきれいに整えられている。天井は２段式で水色に塗られた仕様、東京銭湯伝統の造りというより関東銭湯伝統か。洗い場のカランは中央から手前にかけて、間仕切り壁側と外壁側、間の島カラン１列両側、いずれも４つづつのカラン数。浴槽は奥壁側に深と浅、深は超音波気泡風呂ジェットが１つ、浅は横長でブクブクの気泡湯付き。 そしてこれですよ、これ、奥壁に大きな富士山のペンキ絵！平成１７年５月の署名入り。きれいで迫力のある逸品だ。その下側、濃いが泳ぎまくる、これも見事なタイル絵。そしてまだまだ終わらない、間仕切り壁側には、なんとタイル絵が３つ！小タイプのタイル絵が３つ並んでいるという贅沢さ、湖に寺、風車などの絵柄（すんません、あまりにあまりで絵柄を上手く表現できません）。これはまさにミュージアム的銭湯だ。 落ち着いた良い雰囲気、快適な銭湯空間、銭湯アート乱れ打ち、好きな人にはたまらないところ多々。これが大宮駅前から近いということもまた素晴らし。良い銭湯だと思います。来て良かったです、本当に。 |
銭湯ＴＯＰ 埼玉県