弁天温泉旅館
      
【住所】 栃木県那須郡那須町湯本157
【営業時間】 10:00〜18:00  
【定休日】 年中無休
【入浴料】 大人 ¥1,000 
【泉質】 単純温泉
【設備】 内湯、露天風呂
【最寄り駅】 JR東北本線黒磯駅からバス
    

 
 那須温泉郷の温泉巡り、那須七湯として古くから知られる弁天温泉。那須休暇村のバス停で降り、対面の看板を頼りに山道を下りていく。吊り橋の横からさらに道を下ると、鄙びた一軒宿が現れる。まさに隠れ家、というような温泉旅館で、宿泊客がいる気配はない。秘湯の臭いがプンプンだ。

 玄関を入ったロビーから、向かって左側の廊下奥突きあたりに浴室。脱衣所はこじんまり。先客はおらず、こちらで電気を点ける。そして浴室の扉を開けると・・・おおお、と思わず声をあげそうに。広々とした室内は、柱や壁が朱色に塗られ、壁側には岩が組まれている。いろいろ凝ったところもみられるのだが、なんせ経年劣化。外壁側の窓ガラスは割れている部分あり。広い浴槽には白っぽいお湯、つるぬるとしたお湯がなみなみとたたえられている。

 そして露天風呂。露天風呂というより野天風呂。というより、手つかずの・・・というか。岩風呂造りの浴槽が2つ。コケが生えていたりと、野趣抜群。緑色っぽく見えるお湯で、湯温は低め。鉄味がし、こちらもつるぬるとした浴感。長湯がそうとうできるお湯。他に夫婦かめの湯と書かれた、壺湯が2つ並んでいて、間にはタヌキのオブジェ。こちらにもやや白っぽいお湯が注がれている。

 とにかく、インパクトは抜群、まさに秘湯か。驚愕の一軒宿だ。
 

 

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