【住所】 | 東京都大田区南雪谷5−14−7 |
【営業時間】 | 16:00〜23:30 |
【定休日】 | 5、15、25日 |
【入浴料】 | 大人¥450 中人¥180 小人¥80 |
【設備】 | 深、超音波気泡風呂、薬風呂 |
【最寄り駅】 | 東急池上線雪ヶ谷大塚駅から徒歩16分 |
かの「銭湯遺産」「ザ・東京銭湯」の両書でそれぞれ、特選の選りすぐり東京銭湯として紹介されいる大田区の「明神湯」。おまけに「銭湯の謎」では表紙まで飾っている。これは行くよな、行きますよと、東急池上線の雪が谷大塚駅。駅前東側の通りを進み、信号のある通りまで出たら南へ下る。しばらく行くと、左手に中学校、その先に団地があってその裏手。駅からはそこそこな距離だ。 さて前に立って見てみると、その威風堂々、どしんとした佇まいに圧倒されそうになる。まさに宮造りの外観、大きな唐破風の屋根と懸魚。壁の中には木が立っている。暖簾は家紋と屋号の入ったオリジナル。くぐると下足場、木製の下足鍵を上へ引き抜くタイプの下足箱、そして引き戸を開けて中へと。 中へ入ると、まず番台の位置が高いことに驚く。そして外に面した側がガラス戸になっていて、その外側に庭が。これがまた整えられた立派なもの。木製のベンチと灰皿が置かれていた。天井を見上げると格天井、床は磨きぬかれたフローリング。番台横手壁側に脱衣ロッカーと中央に島ロッカー。壁側脱衣ロッカーの下側は本棚に改造されている。ゆったりとしたソファも並び、とてもいい空間。 そして浴室へ。ああ、これはもう・・・と思わずため息が出そうになるのが、正面奥の壁一面に描かれた、富士山のペンキ絵。せっかく東京に来たのだから、1つは富士山見ないと帰れません。しかも間仕切壁側には、モザイクタイルの富士山。なんと富士山がダブルで拝むことができる。 浴室はその富士山をバックにして奥にずらり。深と超音波ジェットが2連、気泡湯付きの薬風呂。いずれもお湯が熱い。弱たれの私には、ちょっとつらい湯温。そして浴室両側にはずらりと洗い場のカラン、中央にも島カランが2列。この光景、まさに頭の中で思い浮かべる東京銭湯だ。 と、期待どおりの明神湯、感謝感激だ。僕の訪問時、たまたまか他に入浴客がおらず貸しきり状態。ちょうど時間帯が中途半端で、しかも雨が降っていたからかもしれないが、贅沢だなと思いながらも、どうにももったいないという思うことしきり。末永く営業されることをお祈りします。 |