紫野温泉

【住所】 京都府京都市北区紫野上門前町16の1
【営業時間】 15:00〜翌3:00 
定休日】 毎週水曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、電気風呂、ミルキーバス、マッサージ風呂、スクリュー風呂、露天風呂、サウナ、水風呂
【最寄り駅】



 京都観光名所の1つである大徳寺の東側。大宮通の商店街からだと、いくつ目かの通りを西へ入った住宅地の界隈。マンションの1階に位置する銭湯だが、一目見た瞬間、おおっ!と唸る、その外観。立派な和風造りの佇まいで、このアイデアはなかなか。上部分がマンションという組合わせの妙も面白い。

 暖簾をくぐり下足場を通って中へ。フロント式でロビーのある今風仕様だが、このロビー、これがこれがすっきりとした木造りの素敵な空間。置かれた4つのテーブルと椅子、こちらも木造りでしっかりとした優れもの。なんとも心地良い気分になる、落ち着いた空間。

 引き戸を開けて脱衣所へと入る。向かって左手に脱衣ロッカーが並び、向い側に白い椅子が置かれている。椅子型のマッサージ機や小さめのデジタル体重計、積まれた籐籠などが目に入る。耳元に流れているのは、有線の歌謡曲。これだけで昭和に戻ることができる。

 浴室へ。あれやこれや各種浴槽ずらり、しかもいろいろと特徴あり、面白い。まずは主浴槽、浅と電気風呂が並ぶ。その奥側、円形のミルキーバス。細かい泡がミルクのように白濁して見える。横の壁側に、掛け湯と、超音波ジェット2連とブクブク気泡の組み合わせ、マッサージ風呂。その隣、ボタンを押すとスクリュージェットが噴出すスクリュー風呂。

 浴室奥には露天風呂。岩が配され、雰囲気が演出された素敵な空間。見上げると、なんと上はマンション。ありゃりゃ、銭湯露天風呂数々入れど、このシチュエーションは初めてだ。上から下が見えるかどうかは、よくわからないけれども。そしてさらに浴室入り口横手には水風呂があり、その隣にはサウナもある。

 きれいでこざっぱりとした浴室、そして特徴のある個性派浴槽。さらにシックで落ち着いた雰囲気のロビー。街中の銭湯として、まさに申し分が無い。また、外観を見た瞬間のインパクトも忘れがたく、思いでに残る。今様銭湯の在り方の好見本。気に入りました、かなり。

 

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