向島湯

【住所】 京都府京都市伏見区向島善阿弥町43
【営業時間】 16:00〜22:00 
定休日】 毎週月曜日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60
【設備】 深、浅、気泡風呂
【最寄り駅】 京阪宇治線観月橋駅から徒歩6分



 京阪の観月橋駅から南、観月橋を渡って直進、1つめの信号を東へ曲がってすぐのところ。ガソリンスタンドのすぐ裏手。正面に立って、まずうなるのは、玄関両脇を覆う植え込みと、その間からニョキッと生えた松の木。この外観だけで、すでにやられる。よく見ると、横手に角材なども積まれていた。

 暖簾をくぐると、タタキがあり番台があり目の前は脱衣所という、昔ながらの造り。番台と脱衣所の間には衝立が据えつけられていて、目隠しとなっている。なかなかの気配りに感心する。

 番台の対面、間仕切壁上には黒い招き猫。中央にはベンチ、間仕切壁側にもベンチと椅子、脱衣ロッカー横に古いタイプのマッサージ機。脱衣ロッカーは、木製にペンキで茶色に塗られている。天井は格子状で、中央に洒落たデザインの照明。間仕切壁には大きな鏡が2枚張られており、「三十石船」の広告。浴室入り口前には軽い段が2つついており、細かい豆タイルがびっしりひかれている。

 浴室はこじんまりとシンプルに。間仕切壁側、中央から奥にかけて浴槽が3つ。深、浅、それと浅いブクブクの気泡風呂。深と浅の間には、ミニ噴水型の給湯口。浅と気泡風呂の間には手摺りが設けられている。反対側には洗い場、壁側との間には島カラン。シャワーの出が良く、快適に利用できる。

 さて、駅へ向かう帰り道、観月橋の上から宇治川を眺めると、先ほど鏡の広告にあった「三十石舟」が見えた。かつて伏見と大坂を結んだ旅客船。これに乗って家まで帰れたらいいよなぁ、と寓にもつかぬことを考えながら帰路についた。

 

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