【住所】 | 奈良県奈良市福智院町7 |
【営業時間】 | 16:30〜23:00 |
【定休日】 | 4、14、24日 |
【入浴料】 | 大人¥400 中学生¥250 中人¥140 小人¥80 |
【設備】 | 深、気泡風呂 |
【最寄り駅】 | 近鉄奈良線奈良駅から徒歩12分 |
平城遷都1300年で沸き立つ奈良、近鉄の奈良駅を降りると、これまたえらい人だ。あちらこちらにせんとくんのノボリ、すっかり町に馴染んでいる。商店街を南へ下り、奈良町界隈へ。のんびりと落ち着いた通りをぶーらぶら、福地院のバス停がある通りから南側の筋を西へ入ってすぐのところ、渋い外観の銭湯がお出迎え。 町屋造りの建物、三角屋根の下に入り口全体を覆うかのように暖簾。2階建ての上は住居だが、外から見ても生活感たっぷり。暖簾をくぐると下足場、正面に傘立てがでーんと置かれている。 引き戸を開けると番台があり、脱衣所だ。入ると、奈良の風景?を描いた大きな絵が目をひく。脱衣ロッカーは、左右にそれぞれ。旧式のマッサージ機と、その横の年代物ベンチが渋い。貼られたオロナミンCのステッカーが泣かせる。その上には木枠の無い神棚?が祭られている。中央には腰掛台、浴室入り口前にはアナログ体重計。 浴室へ入る。浴槽は改装されており、古い感じはしない。深と浅のシンプルな構成、浅はブクブク気泡湯仕様。入り口入ってすぐ間仕切壁側に、なぜか水道が並び、蛇口が3つ。天井は半ドーム状で、小さな湯気抜きが見える。 それと、何といってもその床。大きな石畳で、間には小さなタイルが敷き詰められている。お湯が流れるよう高配が付けられているのだが、これがなかなかダイナミック。石が不規則に浮き上がっていたりしている。これはけっこうなインパクト、見ごたえがある。 さて、かくも素敵なこの銭湯、開店と同時に入ったら、たまたま男湯は他にお客さんがおらず、貸切状態だった。この贅沢さ加減に満足しつつ、しかしこれでいいのか?と考えてしまう。帰り際には、常連の方々が見えられていたので、ちょっと安心。奈良町界隈のこじんまりとしたレトロ銭湯、散策途中にぜひ立ち寄りましょう。 |