宮本温泉

【住所】 兵庫県神戸市中央区宮本通1-2-6
【営業時間】 14:00〜23:00 
定休日】 7、17、27日
【入浴料】 大人¥410  中人¥150  小人¥60  
【設備】 深、浅
【最寄り駅】 JR神戸線灘駅から徒歩5分



 JRの灘駅北口から北西、阪急電車だと、王子公園駅から南西。JRと阪急それぞれの線路沿い通りから北へ少し上がった通り沿い。交差点の角に面して、さりげなくなにげなく佇む銭湯。民家の半分片方に玄関口、もう半分は住居の玄関。こじんまりとした間口を覆う暖簾、その上にはガラスに赤字で「ミネラル湯浴泉」。

 暖簾をくぐると下足場。土間から上がる段が高めで、間にスノコが置かれている。引き戸を開けると番台があり、脱衣所。脱衣所中央にテーブルが置かれ、その両側に椅子が3つづつ。そこの位置から見えやすいよう、液晶テレビが置かれている。脱衣ロッカーの横の壁には、壁に埋め込み式で3つの脱衣ロッカーがあるというのが珍しい。天井には、3枚羽根の天井型扇風機。壁には千客万来の大きな額入り絵。それと壁に掲げられた「エレン活性水」なるものの能書き。ちょっと特徴のある活性水だそう。うーむ、なんじゃろ、とりあえず浴室へ入りますか。

 そして浴室へ。広々とした空間が、奥に向かってどーんと広がる。浴槽はシンプルに、深と浅の2つが中央部分にどっしりと。その深、一般的な深浴槽に比べてか、かなり深い。浴槽の中に段が付いているが、その段がまた高い。洗い場のカランは、間仕切壁側と反対側、手付きホースのシャワー付きが5つ。その横手に、シャワー無しのカランが2つ。間仕切壁側には、洗面器置き場。また、カランで使用する椅子が大中小の3タイプ揃っているというのも珍しい。

 それと特筆すべきは銭湯アート。奥の壁一面に描かれた、アルプスの山々と西洋の城が描かれた、モザイクタイル絵。このデザインは時折見かけるが、これだけ大きいのは記憶にない(忘れているだけかも)。いやがおうにでも目をひく、圧巻的銭湯絵巻。

 全体の印象としてはシンプル・イズ・ベスト的、広い空間を贅沢にそのまんまというような、空間余裕型銭湯。しかも、その背後には大きな西洋画モザイクタイル絵というビジュアル付き。ぼーっと眺めながら、お湯にどっぷり浸るという、素敵な時間が過ごせます。

 

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